眠気と闘う

(最終更新日:2002年2月23日)

1.眠たさの来る原因と解消法(一般論)

 眠気には様々な原因があります。例えば,ご飯を食べた直後。これは,血中の糖分が増加したため,アセチルコリンなどの沈静化の神経伝達物質が分泌されるからなんです(高校程度の生物の知識しか持ち合わせていなくて申し訳ないのですが)。それとか,夜更かしによる睡眠不足。これはどうしてなんでしょ・・・どうしてだかは分かりませんけど,ともかく眠たくなります。正直,睡眠に対して科学が明らかにしたことってそう多くは無いです。それでもある程度,私たちは経験則的に眠たさの来る原因とその解消法を知っています。

 こういったことを考える際に,一つ頭において欲しいことは,今あなたが感じている眠気が動物として必然的に味わう眠気(例えば,食後の眠気)なのか,人間として生活しているが故に動物には本来ありえないような眠気(例えば,不規則な生活習慣による眠気)なのかを区別することではないかと思います。つまり,頑張って前者の眠気を取り除こうとしたって仕方ないわけですよ。逆に,後者の眠気はどうにかすることはできます。

 眠気の解消法にも2種類あるのではないかと思います。1つは,伸びをしたり,ツボを刺激したりといった,短期的な解決策。もう1つは,生活習慣を改めるなどの長期的な解決策。ここでは,そのような分類で,眠気の解消法を紹介したいと思います。

2.短期的な解消法・・・食べ物を使うやり方

 まずは,食べ物を使う,短期的な眠気の解消法です。ここに挙げるのはあくまでも一例なので,また皆さんがご自身で探してみてください。もちろん,授業中とかにはやらないように!(笑)

砂糖入りコーヒー
コーヒーのカフェインには覚醒作用があるため,コーヒーを飲むと目が覚めて眠気も解消します。また,砂糖やチョコレートなどを入れて飲むと,血中グルコース濃度低下に対して特によく効きます(砂糖の糖分が瞬時に補給されるのです)。最近はカフェインのタブレットも売っているみたいですが,やはり薬には頼りたくないですしね・・・。胃も荒れるみたいですし。

お茶(紅茶,緑茶,抹茶,・・・)
上と同じく,カフェインのおかげで眠気が解消します。

冷たい飲み物
こちらは,脳の温度が上昇しているときに効果があるでしょう。例えば,暖房がガンガンに効いた冬の部屋などは眠気を誘うものですが,冷たい飲み物を飲むことで,頚動脈を通る血液が冷やされます。したがって,そこから血液が流れる脳も冷却され,眠気も解消します。

すっぱい食べ物
昔,シ○キックスというお菓子のコマーシャルで,そのお菓子を食べた学生の頭から「東大合格」というノボリが飛び出しているのがあったような記憶があるのですが,まさにそれです。すっぱい食べ物が刺激となって,眠気を解消してくれるのでしょう。

ペパーミント系のガムを噛む
コンビニに行けばいくらでも種類がありますので,個人の好みに合ったものをどうぞ。ペパーミントの香りはもちろん,あごを動かすことにも眠気解消の効果があります。だから,ガムを噛まないといけないわけです(って,ガムを口に入れて,噛む以外のことをしている人がいたらそれはそれで変な話ですが)。

栄養ドリンク
「○ョコラBB」とか,『一瓶がーっと飲む(爆)と、鼻血出るくらい目が覚める』らしいです(掲示板過去ログより抜粋)。

3.短期的な解消法・・・食べ物以外の方法

 食べ物を食べられない・・・そういう時にはこういった解消法はいかがでしょう?授業の合間の休み時間や,授業中眠たくなったときにコッソリとどうぞ。
10〜20分くらい仮眠を取る
はっきり言ってこれが一番です。寝れば全て解決してくれますよ。ただ,昼休みとかだったら別にいいんですが,授業中だったら寝ることは出来ないので,別の方法をとるしかありません。20分くらいが一番効果があるっぽいんですが,30分以上寝てしまうと今度は脳が活性化するのに時間がかかるのでよろしくないです・・・。『昼間の20分の睡眠は夜の1、2時間の睡眠に相当するっていう話』もあるらしいです(掲示板過去ログより)。

集中する
恐い先生の授業ってありますよね。その授業ではまず眠たくなる事はありません。何故かというと、先生に何か言われないかと、先生の話を集中して聞いているからです。そういった集中力を家でも使えれば何も問題はないのですがこれは難しい事ですね…(^^; 数学の難問を解けそうな時とか、自分の得意科目をやっている時とか、そういったときに集中力は増すのではないかと思います。
個人的には,これはアセチルコリンと拮抗作用を示すノルアドレナリンの作用によるものではないかと考えています(別にこんな名前知っていなくてもいいんですが(笑))。

新鮮な空気を吸う
冬の閉めきった室内・・・眠たいですよねえ。休み時間にでも,窓を開けて外の空気を吸ってみましょう。脳内に酸素が行き渡って,眠気も解消することと思います。また,その場で伸びをすることも結構いいと思いますよ。

軽い運動をする
上と同じようなものですが,やはり体中に酸素が行き渡るため,眠気の解消になることでしょう。軽く走ってみるとか,ストレッチをしてみるとか・・・。

光を浴びる
朝起きたとき,ベランダに出て光を浴びてみるとか。他のときでも,機会があれば外に出て光を浴びてみるといいでしょうね。新鮮な空気を吸うことにもなりますし。

貧乏ゆすり
『知人からきいて、やってみましたが、効果あったっぽいです』・・・だそうです(掲示板への投稿より)。管理人未確認。

4.長期的な解消法

 さて,2.や3.はその場しのぎの方法でした。あの方法は,どのような場合にも有効でした。つまり,動物として必然的に味わう眠気も解消できます。逆に,人間として社会的な生活を送ってるが故に味わう眠気にもある程度までは効果があるのですが,こちらのほうは根本的な解決には至りません。この場合,やはり生活習慣を改善することが必要となってくるでしょう。

 夜更かしをして睡眠不足になると,当然眠気が襲ってきます。そうでなくても,覚醒と睡眠のリズムを制御している,脳にある『体内時計』のが狂うことによっても眠気が襲ってきます。

 この『体内時計』の周期のことを,「概日リズム(circadian rhythm)」といいます。おおむね1日を単位として,リズムが刻まれていくのですが,実際にはその周期は24時間よりも長くて,25時間くらいではないかと言われています。1日の周期よりやや長いのですけれど,目覚め,食事,明るさ,気温などを感知して,その時計を24時間周期に補正しています。しかし,不規則な生活や夜更かしをしたり,不眠,運動不足,疲労の蓄積などによって体内時計が乱れてしまうと,昼間から眠気に襲われることもあるのです。

 これを解消するためには,ちゃんと夜に寝ることが一番大切です。日が変わる前に寝る・・・そう,いわゆる「シンデレラ睡眠」ですね。そして,朝起きたら朝日に向かっておはようと叫ぶんじゃなくて,とりあえず朝日を浴びてみる。そして,1日3食,規則正しい食事(朝飯もちゃんと食べよう!)。間食は,寝る直前には取らない。・・・これくらいのことを心がけてみてはいかがでしょう?

 もし不眠症などの場合は,一人で悩まないで,家族とか友人とか医者とかに相談してみるのがいいと思います。


 さて,体内時計がずれてしまったときの荒療治として,「徹夜」を紹介します。どこか1日適当な日を選んで(休前日がいいでしょう)、徹夜します。つまり,次の日の夜に寝るまで,一睡もしません。そしたら翌日は早めに寝て(20時ごろかそれ以前),その次の朝に早起きします(6時ごろかな?)。それからは、11時ごろに寝て6時に起きる習慣を1〜2週間くらい続けます。

 初めのうちは、起きてもボーっとして何も出来ないかもしれません。それで当然です。急に生活習慣を変えたわけですから。けれど、そのまま二度寝したりせず、ちょっと体操してみるなど、体を動かしてみましょう。だんだんと慣れていくはずです。冬なんかだったら起きるちょっと前に暖房を効かせておく、というのも手です。

 朝型に転向できたら、夜更かしなんていう考えは捨てて、早めに寝ましょう。徹夜したらすべてが水の泡です。また朝型に戻すのに苦労しますよ。

5.最後に

 眠気をコントロールするのは,本当に難しいです。それでも,これをコントロール出来るかどうかでかなり生活も変わってきます。早寝早起き,理想とは分かっていてもついつい夜更かししちゃうんですよね・・・私もまだまだです。


 ちょっと講演っぽい口調で書いてみましたがどうでしょうか(笑)

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その他の細かいテクニックは問題集の解説・先生の説明などを参考にしてください。

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