計画表の作り方

(最終更新日:2002年2月9日)

いつも計画倒れに終わってしまう貴方への福音となりますように

 私は計画表は非常にシンプルに作成していました(笑)。けど,案外そのほうがいいはず。下手に凝った計画表を作るよりも,より実際的な計画表の作り方,伝授しましょう。「いつも計画倒れに終わってしまう人」向きです。ちゃんとできるような人はむしろ読まないほうが吉(笑)。あと,ところどころで毒を吐いてます。(このアドバイスは,アンケートの希望によって,書くことにしました)

1.計画倒れに終わる人へ・・・・プライドを捨てろ。

 計画は,立てるだけでは意味が無いです。ハイ,当たり前ですね。けど,案外実行できていない人も多いのでは・・・?? そこがポイントなんです。そして,計画を実行できない人は,過去にも計画を実行できなかった前歴がある。例えば,夏休みの宿題とか・・・・・(心当たりのある人,いるでしょう?私もそうでした)。そういった人に限ってまた懲りずに無茶な計画を立てるんですよ。「それは偏見だ!」と言う前に,ちょっと自分の胸に手を当てて次のことを考えてください。こんな体験,ありませんか?
 頑張って立てた計画が計画倒れに終わってしまった。後悔しますよねぇ。そして,自分を責めます。もっとマジメにやっていればよかった・・・。もっと最初から頑張っておけばよかった・・・。よし,次こそはちゃんとやろう。俺だって,やれば出来るはずだ! ・・・そして今度は,遅れた分も取り返そうと,またもや頑張って計画を立てるんですね。計画倒しれないように,今度はもっと厳密に。 さて,いざ実行してみようと思うのはいいものの,前よりハードかつ厳密になっているため,付いていくのがもっと苦しくなる。そしてまたこの繰り返し・・・デフレスパイラルですよ。

 こんなこと,体験ありませんか??きっと多くの人がうなずくはず。うなずかないような人はもうこのページを読む必要はありません。むしろ毒になるから,読むな。さてさて,うなずいてしまった人たちはどこが悪いのか考えてみましょう。・・・「俺だって,やれば出来るはずだ!」これが全ての間違いです。やっても出来なかったから,失敗したんですよ。結局何が言いたいかというと,
お前は能力が無いんだよ。以前の俺も含めてだけど。


 ・・・能力の無いものは,無いなりに計画を立てるしかないわけです,はっきり言って。プライドを捨てなさい。最初は,これでもかというくらい甘甘の計画を立てます。ではどうやって立てるか。それ具体的に次で紹介します。

2.慣れない人の量の配分 〜だんだん主義で行こう〜

 まずは,やるべきことを書き出します。まあこれは当たり前なんですが,どれくらいの量を書き出せばいいのか。今から推奨する方法をやるのであれば,とりあえずは3日間。3日間で自分がやれそうな量を書きましょう。英語の単語帳,数学の問題集,授業の予習,などなど,「自分なら3日間でこなせそう」と正直に思う量を書き出します。

 さて,次が一番重要なんですが,
その書き出した3日分の量を7日に均等に配分します。
 バカにするなって?だってあなた,さっき書いたように,能力の無い人なんですよ,お気の毒ですが。自分が出来ると思った量ですら出来ない人なんだから,最初はこれくらいから始めたっていいでしょう。


 ・・・さて,実際にやってみれば分かるんですが,最初の一週間のは軽々とノルマをこなせると思いますよ。自分が出来ると思っていた量を,半分以上に希釈したんですから。途中で時間が余ったりして暇じゃありませんでしたか?そういう時は,翌日のノルマとかもどんどんやっていけばいいんです。どんどん先取りしてやれる分はやりましょう。最後のほうで時間が余ったりしたら,別に遊んだって構わない。目標を終わらせた自分へのご褒美です。

 さて,3日分を7日間に希釈した計画は出来た。ちょっとつまらなかったはずでしょうから,次は4日で出来ると思った量を,7日に配分してやります。まあ先週やった量に4/3をかけてやればいいだけです。そして,またさっきと同じように,どんどん先取りとかもしていけばいいし,終わったら遊べばいい。

 こういうことを繰り返していけば,自然と5日分を7日で,6日分を7日で,そしてちゃんと自分が7日で出来ると思った量を7日でこなすことが出来ます。きっと出来ます,自分を信頼しましょう。というか,そのようにしてどんどん量を増やしていく頃には,自分にどのくらいの能力があるのかが,自然と分かってきます。そうなればしめたもの。自分で思うように計画を立てることも出来ます。このようにして,どうにか7日分の量を7日でこなせるようになれば,次の節にあるような感じで計画を立てればよいでしょう。

3.計画のコツをつかんだら・・・ 〜メリハリをつけ,かつ均等に〜

 とりあえず,計画倒れ症候群を克服した貴方は,もう自分のペースもつかんでいるはず。というわけで,あとは自分なりに計画を立てていくだけです。

 計画を立てる上で一番大切なことは,やはり,やるべきことを書き出すことだと思います。「こんなの当たり前じゃないか!」って思う方もいるかもしれませんが・・・まああたりまえなんですけれども(笑)。とりあえず,片面印刷の広告の裏にでも,やるべきことを書き出していくのです。「英語・授業の予習」「英語・即ゼミ(P51〜P80)」「数学・青チャートテスト範囲(30題)」「化学・重要問題集7章,8章」・・・・・・といった感じで。どれくらいの期間のものを書き出すかというと,せいぜい長くて1ヶ月です。これ以上長い計画を立てたって,たぶん途中で変更するはめになるでしょうから。慣れないうちは短いほうがいいです。私自身が計画を立てたときは2週間くらいを1単位にしていました。

 こうやって書き出してしまったら,あとは簡単です。メリハリを付けつつ,均等に配分しましょう。「メリハリ」と「均等」,この2つが矛盾しているように思えるのですが,案外そうでもありません。ミクロな視点で見るとメリハリがついているけど,マクロな視点でみると均等なスケジュール,とでも説明すればよいでしょうか。例えば,10日の単位で計画を立てるのなら,それを5等分して,2日のブロックを5個作ります。そして,そのブロックの1日目は理系中心(文系もちょっとは混ぜる),2日目は文系中心(理系も混ぜる),という風にしてこれを5サイクル繰り返すのを10日の単位にしてやる,とか。

 どうしてメリハリをつけるかは,まあ本能的に分かるでしょう。毎日に全てを均等に配分すると,飽きます(笑)。というわけで,1科目だけという偏りは無いにせよ,ある程度のメリハリはつけておいたほうがいいと思います。あと,均等に配分するというのは,まあ一定のペースで進めていくため。計画倒れ症候群を克服できたのならば,これくらいは出来るはずです。

 一つ重要なことを書き忘れましたが,計画はあまり細かく立てすぎないこと。例えば,「問題集の53ページの問題108から55ページの問題113まで」とかやるよりも,「問題集,だいたい5分の1」ってくらいのほうがいいです,経験上。前のようにやると,貯金が出来ませんからね(笑)。5分の1くらい,って書いておけば,だいたい5分の1終わったって「もうちょっとやるかな」って気にもなるときはなります(ならないときはなりませんが)。まあそんな感じで,計画にはゆとりを持たせておきましょう。

4.最後に

 ここに書いたのは,あくまでも計画倒れ症候群を克服して,とりあえず自分で計画を立てられるようにするための方法ですので,あまりスマートな方法じゃありません。しかし,これでも十分効果はあるんですよ。実際私なんか,最後まで均等に割り付ける方法だけでやってきましたし。

 自分で出来るようになったと思ったら,どんどん自分なりの計画表を作っていけばいいんですが,ひとつだけ忘れてはいけないことがあります。「凝り過ぎるな」。計画ってあくまでも目安に過ぎないんですから,strictな計画とかはあんまり立てないほうがいいです。迷ったら,とりあえずはこの「均等分配法」(ダサい名前・・・)まで戻ってみるといいでしょう。この方法なら,計画を立てるのなんかほんの5分くらいで終わるでしょうし,何より分かりやすいです(笑)

 しつこすぎるくらい言われることなんですが,計画そのものが目的じゃないです。問題数を計算するために計算機を持ってくるだなんてもってのほかです。まあ,それで出来る人はいいんですけどね,我々は無能な集団なもので・・・

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