試験までにこれだけは

試験までにこれだけは読んでおくといいかも、ということをまとめます。

1.試験直前期まで

 何よりも大切なのは健康です。体調が崩れてしまうと勉強を始め何も出来ません。そうなってしまうとシャレにならないので、くれぐれも気をつけましょう。帰ってきたときの手洗い・うがいはもちろん、身体を常に暖かく保つ心がけが必要です。特に風呂上がりは冷えやすいので注意。寝るときは布団をしっかりかけて寝ましょう(ここも参考にしてください)。睡眠時間もしっかり取りましょう。人によって違うのですが、少なくとも6時間くらいは。合言葉は、「単語より睡眠!」。
 インフルエンザは風邪とは違います。38度以上の高熱と悪寒が特徴。私は予防接種を受けました。効果が出るまでは2週間くらいはかかるそうです。かかったと思ったら至急病院へ行きましょう。「なるべく早く治るよう」にお願いすれば、最近では初期症状なら1日で治る治療法もあるそうです。

 健康が保てたら次は勉強のことなのですが、試験直前だからといって暗記中心の学習に切りかえるのは危険です(これは完全に私の経験則です。高校受験の時に直前期は暗記ばかり、例えば英単語や歴史の用語などをしていました。そして本番になって、あまりの論述問題の多さに戸惑って、実力テストより80点以上も点数は下でした)。暗記に走ると、「カン」を失うからです。いつも通りに問題を解いておくのが一番無難で確実な方法だと私は思います。

 下見は必ず済ませましょう。出来れば当日と同じ時間帯でやって、所要時間を計りましょう。また、時刻表をもらうのも忘れないように。その際、途中のコンビニをチェックすると困った時(例えば筆記具を忘れたりした時とか)にとても役に立ちます。

 あと、自分の手帳に、大学の緊急連絡先自分の受験番号、それと1時間目の試験開始時間は必ずメモしておきましょう。万が一遅れそうになった場合、あるとないとでは大違いです。また、受験票をコピーして、本物と別のところにしまっておくと、ひょっとしたら本物を忘れたけどコピーがあったのでなんとかなった、ということもあるかもしれません。

2.試験前日

 前日はホテルに泊まる人もいるだろうし自宅から行く人もいるでしょうが、どちらにも共通して大切なことはやはり健康です。しつこいですが本当に大切ですよ。前日はホテルに泊まって、暖房が効いていたのはいいけどそのせいで部屋が乾燥、そのせいで喉が痛くなった、というのはよくありそうな話です。乾燥を防ぐ方法としては濡れタオルを部屋の中にぶら下げるとか、バスタブに湯を張ってドアを開けておくといった方法があります。

 また、ホテルの場合はともかく部屋になれることです。暖房の調節はどうやるのか、照明は普通か、ベッドはゆったりしているか、歯ブラシなどはちゃんとあるか、モーニングコールはあるか、などを確認しましょう。もし変なところがあったら我慢せずにフロントに言いましょう。何も遠慮することはありません。あなたはお客様ですから(笑)。あとは、食べ過ぎないことですね。ホテルで食べ過ぎて腹を壊すなんて笑い話じゃないんですから。特に脂っこいものは消化が悪いので注意です。
 近くにあるコンビニは必ずチェックしましょう。翌日の昼食はそこで買うのかどうかも。あとは、受験票をちゃんと持ってきているかも確認。お金も大切ですね。緊急時にはそのお金でコンビニへ駆け込んで足りない持ち物を買ったり、遅れそうならタクシーを拾ったり出来ます。また、家には到着の連絡はしておきましょう。

 前日の勉強ですが、やってどうにかなるものでもないでしょう(笑)。軽く見直すくらいでいいのではないでしょうか。あとは感傷に耽る、っていうのもいいでしょう。あぁ、明日のために今日までいろいろあったんだなぁ…と(前日くらいいいんじゃないですか?(笑))。感傷に耽ったらあとはとっとと寝ましょう。

 おっと、寝る前に確認しておきたいことがあります。翌日の天気、持ち物、服、モーニングコールのセットくらいは確認しておくべきでしょう。もし天気が悪いのだったら出発時間を早めることは頭の片隅に置いておきましょう。
 持ち物として一般的に考えられるものを挙げておきます。2次試験の受験票、センター試験の受験票、受験案内の冊子(=募集要項)、筆記具(鉛筆、シャーペンの両方を持っていると安心します。また、消しゴムは2個以上は持っていくといいです。指定されている筆記具があればそれも忘れずに)、お金(余裕を持って)、時計(電池は大丈夫?)、ハンカチ・ティッシュ、携帯電話orテレホンカード、使いなれた参考書(厳選しよう)、防寒具、お守り(なんでもオッケー)、500mlペットボトルの飲み物、常備薬、などなど…。自分でリストを作ってみるといいです。

3.試験当日

 しつこいですがやはり健康です。集中して問題を解くにはやはりそれでしょう。席に座ったら暖房のあたり具合、効き具合と、日光の当たり方(午前は大丈夫でも午後は西日が当たるということも)、隙間風などをチェックしましょう。何かあれば試験官の人に言いましょう。善処してくれるはずです。

 私は高校受験の時、1時間目の国語の時間に手がプルプル震えていました。始めの10分くらいは試験どころではなかったのを覚えています。なんでそうなったのかは未だに分かりません。たぶん自分に自身が持てていなかったからでしょう。今度もそうなるかもしれませんし、ならないかもしれません。
 自信を持つには、以前もどこかで書いた気がしますが、他人のあら探しをするのが一番です。「なんかガリ勉風のやつやなぁ」とか、「参考書がピカピカやなぁ」とか、「風邪ひいてやんの」とか、ともかく他人のあらを探すことで結局は自分に自信が持てます。緊張したら隣の人を見ましょう。たぶん緊張しているはずです。前の人もそうです。後ろの人はそうじゃないかもしれません(笑)。また、ナルシストになるのもいいかもしれません。詳しくは書きませんが(笑)。
 ただ、試験官の指示には忠実に従いましょう。変に逆らって無効にされたらどうにもなりませんし、逆らって得することなんかありません。そうそう、黒板の字が見えにくかったら手を挙げてから訴えましょう。その他の時にも何か試験官に言うことがあれば手を挙げてからです。会場は広いですから手を挙げないと聞いてくれないです。

 試験が始まってから、問題の全体に目を通すのは言うまでも無いことです。過去問を研究しているとは思いますが、京大英語でもない限り(笑)傾向は必ずいくらかは変わっているはずです。去年の調子で解いて、実は大問が残っていた、とか、他にもっと簡単な問題があった、などを防ぐためです。逆にいえば、傾向の変化に対応できない人もいるでしょうから、対応できればそれだけで一歩差をつけられるということです。
 初歩的なことですが、名前と受験番号(それとセンターの場合は科目のマーク)は一番最初に書きましょう。さすがに名前と受験番号は抜けていたら教えてくれますがそれでも直すのはあれですし、科目のマークは抜けていたら確実に0点です。


 会場へ向かう途中でもし電車が遅れたりといったトラブルに出遭ったら、まずはメモしているはずの大学の連絡先に電話しましょう。自分一人で解決しようとしないことです。まあ、そんなことがあっても大丈夫なように余裕を持って出発するのがいいのですが…。

4.最後に…、私からのメッセージ

 これを読んでいる皆さんが合格してくれるのを私が願っているのはもう言うまでも無いことです。そして何よりも私が願っているのは、私自身の合格です(笑)。それはともかくとして、試験の直前ともなると不安に駆られることも一層増してくるでしょう。自分はこれだけしか勉強してこなかったけど大丈夫かな、とか。しかし心配には及ばないと思います。周りのみんなは仮面をかぶっているということです。勉強している振りをして、本当はしていなかったり、そういうことも多いです(私もそうだったり(苦笑))。そんなことを考えるよりは、今日の晩御飯のことを考えたほうがよっぽど幸せです。ポジティブな考えを常に持つことです。

 模試でE判定が出た人も落ち込む必要は無いし、A判定が出たからといって浮かれるのは禁物です。何故なら、それはあくまでも模擬試験なのですから。本番でどれだけの点数が取れるかが決め手です。模擬試験でA判定の説明を見ると、「合格可能性80%以上」と書いています。それを解釈すると、A判定の人のうち5人に1人は落ちているということです。その原因はいろいろ考えられます。勉強をサボっていたりするのもありますが、本番でパニックに陥って落ちた、というのも十分考えられます。逆にいえばA判定の人はそういうパニックを防止すればいいですし、判定が悪かった人もパニックを防止すれば、パニックに陥った人の分に食いこめるかもしれません。

 ただ勘違いして欲しくないのは、「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」ということでは無いということです。幸運なんてものは存在しません。たまたま事象がよく進むように自分が行動していたからそのことを幸運と呼ぶのです。逆にいえばそういった行動をあらかじめとっていれば幸運=良い結果は自ずから自分の元へと転がり込んできます。これが、かの有名な歌の「幸せは歩いて来ない。だから歩いて行くんだね」ということです。

 模試がどうであれ本番で正しく問題が解ければそれでいいのです。過去なんて何もありません。そんなことよりも未来のことを考えるべきです。過去のことを後悔するのは人間の性ですが、いいことなんて何もありません。当たり前のことです。それなのに、模試のことばかり後悔するなんて馬鹿らしいです。あくまでも判定というのは模試を受けた時点でのことですから(逆にいえばその後で何も解決策を取らなかったというのは問題ですが)。あるのは現在の自分と、未来への道だけなのです。(何も入試に限ったことじゃないですよ)


 最後に、皆さんにお願いがあります。合格したら合格掲示板に書きに来てください。そして、よろしかったら来年以降もこのページにやってくる受験生にアドバイスを送ってあげてください。あと、もし私が合格すれば、オフ会を開きたいと思っています。関西オフと、関東オフをそれぞれ開こうかなと思っています。皆さんが晴れて参加できることを影ながらお祈りしています。

あなたの意見も聞かせてください→→→掲示板

その他の細かいテクニックは問題集の解説・先生の説明などを参考にしてください。

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