暗記用教材の使い方

1.暗記用教材とは

 暗記用教材という聞きなれない言葉を勝手に使わせてもらいましたが、とりあえず「単語集や一問一答式問題集のように、理解するのではなく覚えるのを目的とする教材」と勝手に定義します。社会の用語集などもこの中に入るはずです。□(チェック欄)があれば暗記用教材と考えていいでしょう。とにかく、定義はどうでもいいからここではそういった教材の使い方を紹介したいと思います。

2.使い方(原則)

 大原則は、完璧に覚えるまで繰り返すことです。覚えなきゃ話になりません。そして、中原則としてある程度間隔を空けてやること。これは記憶に定着させるためです。一気に覚えるのもいいですが、記憶ものというものはある程度忘れかけたときにもう一回インプットすると非常に効率がいいと聞きます。1回目取り組んで、適当に間隔を空けて2回目、3回目とやっていき、問題の中で完全に定着させます。(間隔を空けすぎると逆に駄目ですが)そのための小原則が、ある程度固まった単位を繰り返すことです。目安としては200個くらいずつでしょうか。

3.チェック欄の使い方

 □(チェック欄)がついている暗記用教材は多いです。ここではその使い方について解説します。上でも述べたように大切なのは何回も繰り返す事ですからこれを使わない手はありません。「使えるものは使え!」これは私の座右の銘です。
 覚えていたら、チェック欄を大きくで囲みます。これは自分ができた事の証ですから必ずつけるようにしましょう。そうする事で達成感も沸いてきます。出来なくても、あとで覚えたらそのときに○をつけます。
 1回目にやって出来なかったところは、四角の中に対角線を一本引きます。(チェック欄が無くても斜線を引けばいいですね)2回目にやってまた出来なかったらもう一本対角線を引きます。(チェック欄が無かったら×を書くことになります)3回目は、四角が2本の対角線で4つに仕切られて出来た三角形のうち一つを塗りつぶします。チェック欄が無くても適当に塗ってください。4回目、5回目、6回目でも出来なかったら三角形を一つずつ塗りつぶします。7回目以降は(無いと思いますが)チェック欄の左に×をつけていきます出来たらをつけるのを忘れないようにしましょう。
 この印をつける作業を以下では単に「チェックする」といいます。

 2周目以降は、○のついたものは飛ばして、印がついているやつだけをやっていくと効率がいいです。

4.使い方(基本編)

 まずは共通事項から。必ず隠してやること。例えば、覚えたい英単語のすぐそばに日本語が書いてあったら意味が無いわけです。ではどうすればいいか。隠すわけです。「そんなこといったって書いてあるものは消せないし…」という前に、考えてみて下さい。いいものがあるんです。しおりです。しおりで日本語を隠して、それを当てる。間違えていたらチェックしてまた今度見なおす、これを基本事項の原則としたいと思います。(しおりでも隠せなかったら葉書、下敷きなどに変えればいいだけです)

 では、いよいよ各教材の使い方に入りたいと思います。いくらかしか紹介しませんが、あとは各自応用して下さい。

5.使い方(応用編)

1.単語集・熟語集(付属の問題が無いもの)

 個人的に問題がついていないのはあまり好きじゃありませんが、十分に使えるので紹介していきます。ページの左のほうに単語があって、その右に意味が書いてある、というやつです。これは基本的に意味を覚えるものですから、意味をしおりで隠して、チェックします。例文のあるものは例文の意味を隠してチェックです。単語の意味だけで覚えるのは危険です。200単語くらいを目安として、2周目以降は覚えてないのだけをやっていきます。周回を重ねるごとに1周にかかる時間は短くなっていきますね。試験直前には一度全部通して見なおせばいいでしょう。


2.一問一答式問題集、問題つきの単語集など

 この形式は大好きです。問題文がそのまま例文となっているので問題を解きながら勝手に例文を覚えてしまいます。即戦ゼミ3が代表例です。基本的に上と変わらないのですが、問題を解いてチェックします。その際、問題の答が巻末にまとめてある場合などは、問題の横かそのページの隅のほうにでも前もって全部写します。そしてしおりで隠しながらチェックするのです。問題を何回も解くときにわざわざページをめくるのは面倒だからです。写したほうがよっぽど楽ですから写すことを勧めます。あとは1.と基本的に変わりないので参考にして下さい。

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その他の細かいテクニックは問題集の解説・先生の説明などを参考にしてください。

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