授業はいいとして,肝心の成績はどのようにしてつけられるのか・・・。一部の試験の問題と,私の成績を公開したいと思います。
- 日本の首相のリーダーシップを強化するためには「首相公選制」を導入すべきだとの主張があるが,現行制度の下で首相のリーダーシップを制約している諸要因を指摘した上で,この主張について論評しなさい。
- 次の小問から2つ選んで論じなさい。
- 自民党政務調査会の機能
- 池田勇人内閣の政治史的意義
- 日本型多元主義論
この問題を打ち込むのに,わずか5分もかかりませんでした。そのくらい,大学の試験の問題は短いです。ただ,解答用紙は大きい(うちの大学の場合,標準の解答用紙はB4の表裏)ので,それに一杯一杯書けばまず単位は来ます。授業の内容をちゃんと書いていれば,優だって取れるはずです。そんなところだと思いますよ,大学って。たぶん。
大学での成績は,基本的に「優」「良」「可」「不可」の4段階で付けられます。講義では100点満点の点数がつけられるんですが,うちの大学の場合はそれぞれ100〜80,79〜65,64〜50,49〜0という点数割りです(注)。なんかうちの学校は,点数までは開示してくれないっぽいので,この文字だけが自分の成績を知る頼りです。日本中の何百万という大学生が,これに一喜一憂しているわけですね。
注:優,良,可,不可の評価は,大学や学部によって異なります。それぞれ100〜85,84〜70,69〜60,59〜0とかいう大学も多いです
うちの大学に限って言うならば,単位だけではなく点数も重要になってきます。3学期(2年の夏学期)の終了時点で,必修26or34単位(文系or理系)と,残りの上位18単位の計44or52単位の平均点を元に,進学先(専門の学部・学科)を振り分けられる「進学振り分け(略称:シンフリ)」が行われるからです。他の大学にも,一部にはこのように成績を元にコースを決めるというのがあるらしいです。逆に,他の大学では単位さえ揃えていけばいいというわけなんですね……。
えっ,私の成績?? さすがに開示はできないっす(笑)。別に極端によくも悪くもないんですけどね……。
その点数を上げるために,学生は様々な作戦を練ってきます。東大とか京大とかいったところには,「試験対策委員」なる制度が存在します。試験対策プリント(略称:シケプリ)といったものを,各教科の試験対策委員(シケ対)が作成して,クラス内で共有する,と……。機会があれば,そのシケプリとかがどんなものだとかいうのも公開したいですね。