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薬剤師国家試験・問題集

はじめに

参考書や過去問を買うにあたって,大きく分けて3通りのパターンがある気がします。

  1. 参考書(黒本,青本,緑本,白本,…)を揃える。本ごとに,解説と過去問がセットになっている。
  2. 過去問と,参考書or要点集を揃える。
  3. 過去問だけ。

慎重に行くのであれば,1または2で行くべきでしょう。ただ,東大生は時間がない!ってことで,多くの人は第3のコース「過去問だけ」で果敢に挑んでいるようです。「電話帳(過去問6年分が科目別にまとまっている)を3周すれば受かる」と言われているようですし。

この「電話帳3周」方式でも,多くの人が実際に合格しています。それまでの蓄えがほとんどないような,衛生,薬事,医療(一部)についてもそれで太刀打ち出来るのは何故かというと,おそらく「過去問がほとんどor形を変えてそのまま出題される」からでしょう。というか,出題範囲が限られているため,過去問の選択肢をそのまま覚えれば,違う問題にも対応できるのでしょう。

私は,2と3をベースにしながら取り組む計画です。基礎薬学のように,科目の全体像が見えているようなものは,過去問だけでさっさと終わらせます。ただし,衛生,薬事,医療のように,初見(!)のものに対しては,薄い要点集をざっと読んでから取り組む,というやり方にしています。その方が,過去問の選択肢を覚えるだけよりもかかる時間が短くなると考えたからです。

過去問

主に,科目別の過去問集と,年度別の過去問集があるようです。

科目別過去問

自分の知る限りでは,「電話帳:薬剤師国家試験問題と詳解」だけです(知っていたら教えてください)。過去6年分の問題が,科目別に4分冊になっています。各小項目ごとに,「83回1問目→83回2問目→…→84回→…88回」と並んでおり,科目ごとの最後に「89回がまとまって」配置されています。B5サイズで,左ページに問題,右ページに解答と簡単な解説。

年度別過去問

いろんな出版社から発売されています。出版社によって,レイアウトや解説も異なるので,自分と(生理的に)合うと思ったものや,もしくは本屋にたまたまあったものを買えばよいのではないでしょうか。

私は,2003年春受験用の電話帳を古本屋で2000円で購入したので,それを使いました。加えて,年度別過去問を,薬剤師国家試験問題と詳解(第89回)薬剤師国家試験問題解答・解説 (88回(15年春))を購入。

要点集

これもいろいろありそう。下にある参考書ほど詳しくない(網羅していない)けれども,科目によってはこれで十分だと思います。

自分が買ったのは,薬剤師国家試験対策クイックマスター(薬事関係法規・制度)。よくまとまっていると思います。

参考書

黒本,青本,白本,緑本,などなど,各予備校からそれぞれ,「要点解説+過去問」がセットになったものが,8分冊くらいで発売されています。全部そろえるとなると30000円くらい?

私は「緑本の薬理:国試がわかる本―薬剤師国家試験問題解説書(5)(院試の時に購入するも手付かず)」と「白本の衛生:必修講座 薬剤師国試対策(7) 衛生薬学(リファレンス代わり。要点集だけにしておけばよかった…)」のみ購入。自分にはあまり合わなかったようで。