東京大学理科二類(@本郷キャンパス)

(最終更新:2001年3月6日)

いよいよ本命の東京大学。テレビにもデビュー!

1.試験前日(2/24)

 関東方面へ受験で行くのは今日が3回目。さすがに慣れているはずである。新幹線はいつも通り新神戸1000発の東京行き。ただ、今日は同じ高校で同じ大学を受ける友人と一緒に行くことに。西神中央駅(マイナーやなぁ)で待ち合わせして、地下鉄に乗りこむ。友人は2人いたのだが、それぞれの荷物を見てみると、自分の荷物が1番小さくて、リュックに半分くらい。その次に多かったのが、小さ目のドラムバッグに結構入っている。1番多かったのは、普通のドラムバッグに一杯+トートバッグにも一杯。中身はほとんど参考書らしい。こんなにたくさん見られないだろ……。そいつは見る気でいたのだが。
 新幹線の指定席は運悪く離れていたので、車中では1人だった。DUOのCDをダビングしたカセット(MDじゃない。時代遅れの田舎者め(笑))を1周聞いた後は、寝ていた。ちなみに隣も受験生らしかった。生物の手作り暗記カードを見直していた。なんかかなりマニアックな内容まであった。これで東大を受けるなんて言ったら笑ってやろう(だって東大の生物はマニアックな内容じゃなくて考察力を問うているのだから)。

 東京についた後は再び友人と合流して、昼食を食べることに。東京駅構内を歩き回っていると、2人の友人の目に入ったのが回転寿司。場の勢いでそのまま中へ入っていく。とりあえず持っていたお金が少なかった(7000円くらい)ので、安いのだけを選んで食べる。周りを見渡してみると、となりのテーブルはどうやら東大受験生らしい(会話の内容から)。しかもこんなところで食べているということは、兵庫県の超有名おぼっちゃま進学校の私立N高校に違いない!微妙に関西弁やったし。それが分かった途端、寿司がほんの少しだけマズくなった。そしてお勘定(御愛想っていうの?)。1365円もした…。全財産の約20%を消費。
 その後は山手線・中央線を乗り継いで、東京理大の時と同じ、水道橋(名前だけ)グランドホテルに。東大受験生と思しき学生がロビーで順番待ちしていた。部屋に入ってからも、やはり暇なので、会場の下見に行くことに。小雨の中を、3週間前の記憶だけを頼りに20分ほど歩くとたちまち到着。同じ学校の人を偶然にも見かける。工8号館の前で一休みした後、そのままホテルに帰還する。

 夕食は頼んでいなかったので、どこかへ食べに行くしかない。ホテルを出て、そのまま後楽園遊園地の横の道路を駅に向かって歩く。よさげな店が見つからないのでまだまだ歩く。5分くらい歩いたところで嫌になって、結局引き返した。食事は、駅の東口をでてすぐの、神戸らんぷ亭(?)という牛丼屋で、浅漬けセット(¥500)を食す。他の店はなんとなく入りにくかったという理由で、消去法で選んだけなのだが。思えば、3週間前に東京理大を受験する時に来た時も、吉野家で牛丼を食べたっけ…。
 21時頃に、でんちゃんからH゛に電話がかかってくる。実は、今日はどこかで飯でも食べようということになっていたのだが、風邪をひいているということでキャンセルになっていたのだ。そんな状況にもかかわらずわざわざ電話をかけてきてくれて感謝している。受験のこと以外のことも色々話して、気がついたら1時間も話していた(ちなみに1時間も電話したのは生まれてはじめて)。暇つぶし以上に、結構リラックスすることも出来てよかった。ただ、電話代は向こう持ちだったけど(爆爆)。
 消灯は少し遅目の23:30だったが、それからしばらく寝つけなかった。たぶん、来る途中の新幹線で寝たということと、部屋が結構暑かったということだろう。恐ろしいほど緊張は無かった(笑)。結局寝たのは24:30くらいだろうか…。
 (編集中記:前日の内容をこんなに冗長に書いてしまったことを後悔しています(笑)。2日目くらいが希薄な内容になってしまってもそれは勘弁してください。)

2.試験1日目(2/25)

 あまりよく寝つけなかった。6:00くらいに自然起床した。アラームは6:30にセットしておいたのに。定刻の6:50にレストランに行くと、既に十数名の受験生が朝食を取っていた。この中の大半は東大を受けるのかな…と思いつつ、混んでいる為に仕方なく相席に座る。隣はなんかグループなのだが、こっ、この雰囲気は!!一発でそれと分かる、兵庫県の(略)N高校だ。それが分かった途端、朝食がほんの少しだけマズくなった(前も同じ事があったような…)。全然落ちつかないので、早めに食事を済ませて、とっとと出発することに。
 7:35にホテルを出発して、東大の正門前に到着したのは7:55。例の行列はまだ出来ていなかったので、とりあえずは壁にもたれかかる。周りを見渡してみると、東大○○部やら各予備校やら不動産屋やらが揃って色々なものを配っている。そして、さすが東大と思ったのは報道陣。有名なテレビ局・新聞社のビデオやカメラが勢揃いしている。まさかこんなに来るとは…。
 しばらく経つと、並んでくださいとの指示があったので、とりあえず並ぶことに。前から3列目。カメラさんが自分のすぐ左手とすぐ前にそれぞれスタンバイしている。かなりいい位置。これは映っていると半分確信しながら、やはりカメラ目線で関東に自分の顔が流れるのは嫌なので、勉強するフリをすることに。鞄から手帳を取り出して、この日記を書き始めた(傍から見れば、「おっ、なにか書いて勉強しているな」と思われているはず)。すると、昨日と今日の自分が整理できて、少しだけ落ちついてきた。冷静に自分を見ることも必要なんだなあ…。
 8:20の開門と同時に、受験票を見せた後構内へ侵入。ガラガラの構内を歩くのは気持ちいい。昨日見たおかげで工8号間にもあっという間についた。もちろん1番乗り。メチャメチャ気持ちええ。部屋の前で古文の最終確認をしながら開場を待つ。8:50、いよいよ入室。部屋は、代ゼミの教室を全部プラスチックに変えたようなもの(???よく分からん比喩でゴメンナサイ)。椅子はパソコンチェアと同じ材質で、後ろの机にくっついていた。着席して、写真シールを貼った後、長々とした注意が続く…。

 <国語>漢文(20分)→古文(20分)→現代文(50分)の順に解いていく。模試でもそうなやけど、解き終わってもどうも出来たのか出来ていないのか良く分からない、複雑な心境。自己採点結果(甘めの予想点数)は、現20、古14、漢8。漢文で穴埋めを逆と思っていたのが痛かった…(2×2=4点)。

 昼休みは、とりあえず外が寒いので教室で昼食を食べた後、工8号館の前で人を待つ。しばらくした後ふじさんが登場。教室に入ってみたもののどうやら会話が出きるような雰囲気じゃない(みんな黙り込んで最終確認をしている、ってそれが普通か)ので構内を散歩することに。ふらふら〜っと歩いていた。安田講堂の周辺にはやはりそれとわかるオーラを発している集団がいた。

 <数学>4((1)だけ無理やりxy平面上で解いた)→5(とりあえず書くだけ書いてみる。あっているかどうか分からない。半完と勘定しておく)→6((1)(2)の簡単な確率漸化式だけ解く。(3)はパス)→3(c(t)の立式には成功、その後の微分計算が嫌になりパス(後日談:実はもう1回微分していれば解けていた))→1(実は楽勝。最後に約分し忘れるというミスはしたが、18点はあるだろう)→2(サッパリ分からん。関係のない部分積分だけしてみる)という風に解いた。自己採点は、大問1〜6の順に18,0,6,6,10,10点。

 ホテルに帰ると、真っ先にテレビをつけた。もちろん、関東中に流される自分の姿を確認するため。最初にやっていたテレビ朝日のニュースで、1秒くらい映っていた!映っていたのは、開門直後に構内に入るところ。黒いコートを着て、手帳を持っていたので間違い無く自分だろう。ああ、これでとうとう関東地区のテレビにデビューか…。ちなみに他のニュースには全く映っていなかった。やはり開門して、受験生が大量に歩いているところを写すのがメインだった。一つ癪に障ったのが、NHKのニュース7でインタビューを受けていた男。「そんなに難しくなかったと思いますけど」じゃとぉ?そう言う奴は呪ってやるに決まる。【(ノ ̄□ ̄)ノ〜)))落ちろ〜)))落ちろ〜)))落ちろ〜)))】ちなみに私の呪いには何故か定評がある。中学校時代、卓球部では、私に後ろに立たれると何故か負けるという噂が立っていた。

 晩飯は言わずもがな。

3.試験2日目(2/26)

 朝は昨日と大体同じような感じだったけど、少し遅目に出発した。すると今度は例の行列に見事に巻きこまれてしまった。駒場寮のパンフレットとかしつこく目の前に出してきたけど、照井式解法カードの付録をずっと見ていたら20秒くらいで(長いっちゅうねん)あきらめた。

 <理科>化学2(無機。容易な問題)→化学3(Iの論述に時間を取られる。IIの構造決定は時間がかかりそうだったのでパス)→生物1→生物2→生物3(生物はいずれも普通の問題ではないだろうか)→化学1(Iのアは、体積%をもとめるところを質量%で求めてしまう。連鎖的にイも×。ウだけ辛うじて正解。IIは解く時間が全くなかった)といった感じ。自己採点は、理論4、無機16、有機10、生物35(大体の感覚)。

 <英語>4(A)(10分もかかってしまう)→4(B)(無難に訳す)→5(少し簡単?)→3(簡単。ヒッカケはあったが(そして見事に引っかかっていた))→2(B)(私が書いたのは、atomic bomb。だって対立する意見を書きやすいし。「戦争を早く終わらせた」と「人類の恐怖」)→1(A)(字数が40字というのには驚いた)→1(B)(分かったような分からんような、というのが当日の感覚。実は全問正解だったり!)→2(A)(何を書いたらいいか分からなかったので、とりあえず英文を書いておく。)。自己採点は、1(A)6/11、(B)14/14、2(A)5/15(B)6/10、3(A)2/6(B)14/16(C)8/8、4(A)8/10(B)5/8、5:12/22。配点は自分で勝手に考えました。

 試験終了後は、苦労しながらもsubさんと合流して、上野駅のほうに歩いていく。よく分からない道を30分ほど歩いていくと到着した。そこから京王線(だったかな?)に乗って東京駅へ行き、subさんと別れる。今回はさすがに東北新幹線のホームへ行くようなマネはしなかった。一緒に上京してきた友人に電話をかけてみるが、繋がらない。仕方なく一人で帰ることにして、乗車変更して早めの新幹線に。帰りの新幹線の車中では何も出来ない。寝ることもできないし、勉強も出来ないし…。若干メールをやったくらいで、あとはボーっとしていた。

4.結果(予想点数)

教科点数コメント
国語42模試でもこんなもんでした。現20、古14、漢8。実際は25くらいか?
数学501完(1)4半(3、4、5、6)と見積もって…。とりあえず満足。
化学30なんだかんだ言いながらこれくらいありそう。理論4、無機16、有機10
生物35解答と照らし合わせて自己採点していないので大体の感覚で。
英語80要約と英作文でもっと引かれるはず。
総合237上に書いたのは強気の自己採点。実際は200くらいと思う。
ああ、受かっていますように!!

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