慶應大学SFC(@日吉キャンパス)

(最終更新:2001年3月7日)

生まれてはじめての横浜。神戸に似ていた。

1.試験前日(2/18)

 早速ミスをやらかす。家を出る時刻を間違えたのだ。家から約1時間かかる新神戸駅1000発の新幹線に乗るため、30分のゆとりを持って0930に着くよう、その1時間前の0830くらいに出発しようと思っていたのだが、何を思ったか家から新神戸まで1時間半かかると思っていたらしく、家を0800に出発してしまった。おかげさまで駅に着いてから何もすることが無くて暇で仕方なかった。
 車中ではピペットさんとデッキで立ち話をしていた。欲を言えばどこか指定席にお構いなしに座って話したかったんだけど、混んでいたために仕方なくデッキに移動したのだが。名古屋〜新横浜の間だけだったが、色々と話が出来た。
 新横浜で降りた後は、とりあえず横浜市街へ繰り出してみる。適当に歩いた後で、とりあえず昼食を食べると言うことで、近くにあったラーメン屋に入ってみる。なかなかこってりとしたお味…。その後、とりあえず荷物を置きたいということで、ピペットさんのホテルに向かう。地図を少し見た後にピペットさんの誘導で適当に進んでいくと、見事目的地に到着した。私が方向音痴なのに比べて彼はなんと方向感覚のいいことか。
 荷物を置いた後、日吉キャンパスの下見に出かける。京浜線に乗って20分くらいで、日吉駅に到着した。しかし、駅を出てすぐに引き返す。何故かというと、日吉キャンパスが駅から徒歩0分だったから。結局そのままピペットさんと別れて、私は自分のホテルへ向かった。
 武蔵小杉の駅を降りて歩いている途中に感じたこと。「横浜は神戸に似ている」横浜の市街は三宮に似ていたし、武蔵小杉の町並みは長田神社前に似ている。道は全然分からないところだったけど、妙に親近感の沸く町だった。
 ホテルは相変わらず暇で仕方なかった。国会中継(意外と暇が潰せる)とかフィギュアスケート(よくあれだけ滑れるなあ…。しかもこけるのもいたし。)とか笑点(師匠大爆発!ほぼ全員が座布団を全部持って行かれていた)とか見ていた。夕食はホテルの食堂で他の受験生と相席。お椀の蓋が開かなくて近くの人に助けを求めたっけ。
 夜はスプリングのベッドが慣れずになかなか寝つけなかった。朝の3時と5時頃に目が覚めてしまう。

2.試験1日目(2/19)

 朝は6時に自然に目が覚めた。朝食は…本音を言えばパンが覚めて固くなっていてマズかった。近所のコンビニでいつも通りの昼食を購入して駅へ向かう。武蔵小杉駅で電車に乗ろうとすると、「渋谷行き」と書いてある。いけない、反対の電車に乗りそうになった…。改めて自分の方向音痴を自覚する。

 <数学>大問Iは小問集合。(1)は必要・十分条件。センターより結構難しい。(2)と(3)は定期テストレベル。大問IIは確率の問題。色々こねくり回して書いているが、結局は数え上げれば解決できる問題。数え方は一工夫必要かもしれないが。大問IIIの選択は、1が複素数平面、2がコンピュータ。自分は1を選択した(2は近似のプログラムで少し難しそうに見えたので回避。後で見ると実は簡単だった)。1はアポロニウスの円を活用すれば正確な解法ではないけど答えは出た。大問IVはフィボナッチ数列に関する帰納法。アイウの穴埋めが最大のヤマではなかったろうか。大問Vは普通の期待値の問題。70分くらいで全て解き終わった。
 後日、代ゼミの解答速報で答え合わせすると満点だった。このおかげでなんとか滑り込んだといっても過言ではない。

 <小論文>政治とリーダーシップの関係について。はっきり言って訳が分からない。「我々は現在大多数が健康に暮らしているのだから、急な変革を要しない。議員民主主義でゆっくりと話して政策を決めればいいのではないか」という超消極論を展開。数学の貯金をここで使い果たしてしまった感。ダメぢゃん…。

3.試験2日目(2/20)

 教室に入ってのんびりしていると、前の人(たぶん多浪)が「おめえあくびばっかしてウザいんだよ」とかイチャモンをつけてくる。だって眠たいんだから仕方ないじゃん。文句あるならベッドに言ってくれ。寝れなかったのはベッドのせいなんだから。まあ、その時は軽く受け流して、「弱い犬ほどよく吠える」とか思っていたけどね。それと同時に、合格発表の番号一覧で自分の番号を載せて、前の奴のが載らない時の顔を想像してみる。いやぁ、愉快愉快(笑)。(しかし自分は落ちたんだよね…。前の奴も落ちたからいいんだけど)

 <数学・英語>大問Iは小問集合。(1)は必要十分条件で昨日と酷似。(2)(3)はやはり定期テストレベル。大問IIも小問×2。(1)は確率の簡単な問題。(2)はかなり厄介。11が単位の周期性を発見してなんとかなったのだが…。大問IIIの1は複素数平面、2は近似のプログラムでこれまた昨日に酷似。昨日のコンピュータの問題を解いていたので今日はコンピュータを選択。楽勝。IVの英語は、そこそこできた。数学94点、英語82点。

 <小論文>新傾向(?)。「資料を読んで(1)にデジタルコンテンツのビジネス企画を説明し、(2)にその広告のデザインを図示しろ」という問題。環境情報学部はベンチャーの起業家を養成する学校なのか?それにしても広告のデザインだなんて、美術の試験じゃないんだから…。とりあえず、「同窓会ネット・ドットコム」という会社の企画をしてみる。自分の中ではかなり出来た感覚だった。しかし、この企画が何故か韓国に実際にあったらしく、これをパクリと思った教授がヒドい点数をつけたものと思われる。落ちたのはこのせいだと勝手に解釈しておく。

4.結果

教科点数コメント
数学200/200文句無し。
小論文80(?)/200あまりいい出来じゃない。
調査書48/50これには自信アリ(笑)
→総合政策学部合格
数学・英語176/200結構いい出来じゃないかと。
小論文0(?)/200だと思う(笑)。韓国の同窓会ドットコムめ…
調査書48/50これが最後の砦。
→環境情報学部不合格

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