てなわけで今日は解剖を行いました。 といってもラットですが。
動物を解剖するってのは, ある意味宗教的であり, ある意味神秘的であり, ある意味哲学的であり, ある意味科学的である。 と私は思うわけです。
動物の体の中を覗いてみるという行為は, 「体の中がどうなっているのか知りたい!」 という欲求から始まったはずです。 最初に解剖をやったのが誰かは知らないけれども,有名どころではアリストテレスとか。
この知りたい,という欲求を,現代の言葉で言えば「科学的」になるだろうし, もう少し広い意味で捉えるならばそれは「哲学的」だし, これが生命というものに対する問いかけであれば, 人によっては神秘的とも宗教的とも捉えることができるわけで。
で,今日の解剖,私はphilosophyをやる気分で実験室に来たわけですよ。 philosophyは日本語では「哲学」だけれども, 意味はまさしく「知(sophy)」を「愛する(phile)」ってわけで, それなりに神妙な気持ちでやってきたわけですが。
……まあこの後に言いたいことは「推し量らるれ」ですね。
解剖の手順の説明になっても騒いでいるような学生が信じられない。 薬学部ってこんなものだったのか。
まあいいや。
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実際にラットを解剖してみると,思いのほか人間に似ておりました。 構造的な部分もかなり似ていたし, 血が温かいことだって似ていたし。
ラット1匹を解剖するのですらこんなのなのに, いわんや人の命をや。
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▼miwako 本当にね ..11/14(Fri) 02:04 (5127) |
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