■…2002年 9月 1日 (Sun).......全国放浪6日目 〜山奥へ〜
この朝は,今回の旅で初めて電車の中で目を覚ました。
夜行列車(寝台車にあらず),寝心地は案外悪い。
旅の疲れは溜まっているので,すぐに眠りに落ちはするのだが,
熟睡をすることが出来ない。
今回も,岡山と加古川のあたりで目が覚めた。
しっかりした睡眠を取ろうとなると,やはり友人宅やホテルに泊まるのが一番だ。

===

加古川の次に目が覚めたのは,降りるはずの駅である
大阪に到着する10分ほど前。
電車を降りる準備をあわててして,大阪駅のホームに。

約30分の乗り継ぎ時間を利用して,駅の近所に
コンビニが無いか探してみたけど,見つからない。
あるのは阪神電車のビルとか,そういったものばかり。
このせいで,朝食を取るのがえらい遅れてしまうこととなる。

大阪から快速に乗って米原へ。
(ここにちょっと技巧を凝らしている。
ML松山は京都が終着駅だが,そこから米原方面へ乗り継ごうとすると,
結局は大阪始発のこの快速電車に乗ることとなる。
ならば,始発駅である大阪から乗れば,絶対に座れることとなる。)
米原から岐阜へ,岐阜から高山本線に乗って美濃太田へ。

美濃太田の駅ホームにてようやく朝食を食べる。
といっても,駅ホームの立ち食いそばなんだけど・・・

===

美濃太田からさらに電車に乗ると,下呂に到着する。

下呂といえば,言わずと知れた温泉地。
何やら「湯巡り手形」というものがあって,それを持っていると
加盟している温泉に入り放題というのがあるらしいが,
さすがにそこまでゆっくりしている時間もなさそうなので
1つか2つあたりの温泉にとどめておくことにした。

下呂の駅を降りると,そこは典型的な観光型温泉街。
土産物屋や旅館をあたり一面に見ることが出来る。
けど,それでいて,周りをぐるっと山に囲まれている,
なかなか雰囲気のいい場所でもあったりする。

温泉の場所なんか何も調べないでやってきたけれども,
温泉街通りというのがあったのでそこに入ってみる。
すると,さっそく1軒の温泉を発見。そこに入ることにする。

温泉の中は・・・別に普通の銭湯といってしまえばそれまで(苦笑)。
お湯が飲めるとか,硫黄のにおいがするとか,そういったのは無かった。
まあそれでも,浴槽から温泉街の様子を見回すことができたりもして,
それなりにくつろぐことはできたんじゃないかと思う。


昨日の道後温泉は,入浴後は夜風がすごく気持ち良かったんだけど,
今日の下呂は晴れ。太陽の光が肌にしみる。
風呂に入った後にこれなんだからなぁ・・・ちょっと萎える。

昼食も,そこらへんのお店に入って,山菜そばを食べた。
え,そば・・・朝にも食べたような気が。まあいいや。

===

そこからさらに山奥に電車を乗り継ぐと,高山に到着する。

高山といえば,当然みたらしだんご。
ただし,みたらしだんごといっても,そこらへんのコンビニで売っているような
甘辛い蜜がからんでいるようなのとはぜんぜん違う。

高山のみたらしだんごは,甘くない。
だんごをただの醤油につけて,焼く。
それをさらに醤油につけて,また焼く。
これのくり返し。

この味を求めに,はるか岐阜県の高山までやってきたというわけ。

高山駅を降りて,10分ほど山のほうに歩いて行くと,
所狭しと土産物屋,民芸品屋などが並んでいる。
当然,その中にみたらしだんご屋もあるわけで,それを食べ歩いてみた。

店が並んでいる古めの街並みを歩いていると,
やはり観光客が多いということに気付く。
そうか,今日は日曜日だもんなぁ・・・そりゃ観光客も増えるさ。

歩いていて出くわしただんご屋は5軒。
その5軒全部でだんごをごちそうになった。

本場高山のみたらしだんごは,やっぱりうまい!
俺はそんなに舌が肥えているということはないので,
細かい味の違いまでは全然分からないんだけれども,
この古い街並みというものが隠し味となっている。

まあ,それを差し引いても十分に素晴らしい味だった。
磯辺焼きという,餅に醤油をつけて焼いたものがあるけど,味はそんな感じ。
微妙な醤油の焦げ具合がいいんだよねぇ〜。
この味を一度知ってしまうと,あの甘いみたらしだんごは
何か他の食べものであるとしか思えなくなってくる。

===

そして,高山から富山へと出る。

電車の中は何故か大混雑。
おじいちゃんおばあちゃんが,朝の井の頭線の2両目の車両くらいに
ぎゅうぎゅう詰めになって乗っている。
座っているこっちだって疲れてくるよ・・・
(席を譲れよ,っていうツッコミは却下ね)

その混雑は,越中八尾という駅で一気に収まった。
どうやら,何かのお祭りをこの駅でやっているということらしい。
それなんやったら臨時列車の1つや2つくらい出せよ!!

===

やっとのことで富山に到着する。
ここからひたすら日本海側の電車を乗り継いで,
今夜のムーンライトえちごに乗車することになる。
(今から思ってみれば,MLながらの方が便利なのに・・・
まあ,指定席券を取ってしまったことだし,しょうがない。)

富山を電車が発車したときには,すでに太陽は沈んでしまっていた。
うーん,残念。日の沈む日本海を眺めたかったのになぁ・・・
まあ日没を眺めるのは,後日の稚内ノシャップ岬に持ち越すとしよう。

それにしても,電車の中って寒いよね・・・
長い時間ずっと電車に乗っていると特にそれを感じる。
北陸地方なんかはその中でもずっと寒いと感じられた。

===

富山から電車を3本乗り継いで,長岡駅に到着。
駅前はまだ夜の11時だというのに静まりかえっていた。
(って,これは東京の感覚なのかなぁ・・・)

暇潰しのため,どうにかゲーセンを1つ発見したので,その中に入る。
けれども俺がゲーセンで唯一出来る(といってもいいほど他のは出来ない)
タイピング関連がなかったので,とりあえずテトリスをやってみる。

テトリス,長い間やってないからねぇ・・・腕も衰えている。
(といっても,もとから別にそんなにうまくないけど)
1ゲーム50円という良心的な値段だったので2回やってみたけど,
ともに300〜400ラインくらいでやられてしまった。
うーむ。。

===

結局暇をつぶすのは不可能っぽかったので,駅に戻って,
待ち合い室でゲームボーイをやっていた。

思い返してみれば,この旅でかなりゲームボーイをやっている。
電車の中でやることといえば,
・モバイルギアで日記を書く
・ゲームボーイをやる
・売店で買った雑誌とかを読む
・寝る
くらいしかない。
そして,全旅行日程のうちの4割くらい,ゲームをやってるような(汗)。

まあ,それもありかもね・・・

===

日が変わって,午前1時前,新宿行きのムーンライトえちごが到着。
席に座ると,もうすぐに夢の中へ・・・
明日はいったん家に帰って体制の立て直しや〜

No(3364)

▼miwako 
電車とかホテルとかで風邪をひく人っている。聞くところによると、背広の人に合わせているとか・・。
それにしても、おそばとお団子ばっかり・・・・・
   ..09/02(Mon) 17:23 (3369)
▼S/N 
今度加古川行ったら、かつめしでもどうぞ。駅周辺に店あるかわかんないけど(爆)
   ..09/03(Tue) 21:17 (3374)
▼こじ 
どうでもいいけど、長すぎるよ。
   ..09/07(Sat) 15:14 (3376)
▼TEL 
>miwakoさん
背広に合わせられちゃあ半袖Tシャツの自分にはたまらんなぁ。
やっぱり長時間電車に乗ってるとよけい寒いと感じてしまう。

>S/Nさん
うーん,よければまた店の場所とか教えてよ。
駅周辺を30分うろつくなんてイヤだし(笑)

>こじ
いいじゃん。別に。
書いてるとこうなっちゃうんだよ。
   ..09/12(Thu) 01:24 (3393)

■…2002年 9月 2日 (Mon).......全国放浪7日目 〜出直し〜
午前5時過ぎ,MLえちごが新宿駅に到着。
そこから山手線で渋谷まで出て,吉野屋で朝食の牛丼を食べる。

眠たい&疲れ果てた体を引きずって,なんとか高井戸の自宅まで帰還。
おつかれ〜〜>俺

===

さて,東京に一度帰ってきたのは,体制を立て直すため。
疲れだってたまっているし,洗濯物だってたまっている。
「狭い日本 そんなに急いで どこへ行く」
何も休みなしで駆け回る必要なんかない。

家に帰ってくると真っ先に,
洗濯機に洗濯物をまとめて放り込んで,スイッチを押す。
そして,自分はベッドにバタリと倒れこんだ。
いやぁ〜,やっぱベッドって快適やわ〜。
夜行列車のシートとは比べ物にならん。

===

放浪日記を一通りアップして,あとは今夜の出発を待つのみ。
今夜は,さっき乗ってきたばかりのムーンライトえちごで,
村上まで向かう。

村上から秋田,青森,函館,札幌,稚内,札幌,襟裳,別府,函館,八戸,と回る予定。
稚内で凍死しませんように(-人-)

No(3365)

▼そう 
明日の予定を勝手に書き込んでみる。
新潟で五時に暇人が乗車、村上で瀬波大祭を見つつ、瀬波温泉で湯に浸かりながら、岩舟漁港の美味しい日本海の海の幸をいただく♪
   ..09/03(Tue) 02:28 (3371)
▼白昼夢 
こちらは今日(もう昨日だけど…)やっと試験終了しました。G味はありえません。本当に点数も単位も全然くれないらしいです。今までも宇宙一悪い数学教師とか伝説の大鬼とか聞きましたが、今度は、彼に当たったらもう進振りは終わりといわれました。くわばらくわばら。
   ..09/05(Thu) 01:11 (3375)
▼TEL 
>そう
いやぁ,あの節はどうも。
おかげさんで村上を満喫させてもらったよ。
またよろしくねん。

>白昼夢さん
はぁ,G味かぁ・・・
単位来なかったよ。俺は。うーん・・・
必修じゃなかったのがせめてもの救い。
頑張ってくだされ。。
   ..09/12(Thu) 01:40 (3394)

■…2002年 9月 3日 (Tue).......全国放浪8日目 〜村上散策〜
昨夜乗車したムーンライトえちご号。
新潟に455到着。
ここから村上行の快速列車となるわけだが,
俺の隣にはここで乗り込んできた「そう」がいる。

実は,新潟の案内をお願いしていたのだが,
朝も早いし何もやっていないだろう,ということで,
同じ新潟県でも新潟から電車で1時間のところにある村上を案内してくれることに。

そういうわけで,新潟からはそうが同乗してきている。
なんと俺の一番欲しかったもの,あたたかいお茶まで用意してきてくれて・・・
ほんまありがたいわぁ。

しかし,それにしても眠たい。
3日連続で,夜行列車の中で夜を明かせばそれも当然かもしれないけど・・・
うん。夜行列車って案外眠れないんだよね。
座席はそれなりに快適に作られているから,眠りに落ちるのは早いけど,
電車って揺れたり音を出したりいろいろするから,
どうしても途中の駅とかで目が覚めてしまう。
(もちろん,疲れがかなりたまっているときは,目は覚めないけれど,
それでも溜まっている疲れをすべて取るのは無理だ)

===

さて,電車に1時間弱揺られていると,村上駅に到着する。
多くの人がこの駅を降りて,すぐさま次の列車へとダッシュで乗りかえる。
なんでも,ここからうまく乗り継いで行けば,この日のうちに普通列車で
北海道に入れことができるということらしい。

そんなやつらを横目に,俺達はのんびりと駅を出た。

まずはこて調べ(笑)に,駅の近所を散策してみる。
・・・・・・何も開いていないよ。さすがに午前6時だからなぁ。

駅に戻ってみても,レンタサイクルはまだやっていない。
ああ,そういやレンタサイクルを借りようとして,
サービス開始の9時になってないからといって
断られたときの駅員の態度にそうはブチ切れ。
まあ確かに,こちらとしては「何も知らないただのガキ」
といった扱われ方をされたといえばされたんだけれども。

===

他にも,バスとかレンタカーといった選択肢もあったんだけれども,
バスは行動の自由が効かなさそうだし,レンタカーは2人で乗るには高いし,
ということで結局レンタサイクルを待つことにした。

となれば,もうどこかで寝るしかない。
駅の待ち合い室でもいいんだけれども,ここじゃあさっきの
駅員がいるのでなんともやりづらい。
てなわけで,駅を出て,ガイドマップを見ながら,
眠れそうなところを探すことにした。

途中,神社とか寺とかがあったりしたけど,いずれも
寝るのにふさわしいようなスペースがなかったので却下。
そして結局落ち着いたのは,「鮭公園」。
なんてことはない,ただの公園。しかし,鮭が見られるらしい。
まあそんなことは当然知るはずも無かったから,とりあえずは
屋根のある所のベンチに寝転がった。

・・・次に気付いたのはその1時間後。
そうはワープしていた。時間的空間的に不連続的な跳躍。
といっても,ただ俺が寝ている間にほかのベンチに移動してただけなんやけれど。
俺も再び寝ることにした。ともかく眠いんだよぉ・・・

その次に目覚めたのが,その50分後。
時計はすでに9時20分を示している。
聞くところによると,どうやら俺は寝顔の写真を撮られたらしい。くそっ。
これで,寝顔を撮られたのは何人目だろうか・・・たぶん4人目くらいだと思う。

===

さて,駅に戻ってレンタサイクルを借りることに。
駅員はさっきのとは変わっており,応対も素晴らしかった。
さっきのは一体なんだったのだろうか・・・

それはともかく,自転車を1日500円でレンタル。
ここから,長い長い,自転車での旅が始まった・・・


まず向かったのは,イヨボヤ会館という,いわば「鮭の博物館」。
(実は,朝に寝た鮭公園のすぐ隣にあったりする)
ここ村上は,それがしという将軍が鮭の種川(繁殖用の川)を
初めて作ったという場所なんだとか。
その種川が館内の地下1階から,水槽のように見える。
今は時期は無理だけれども,秋から冬にかけては,
実際に館内から鮭の繁殖を見ることができるのだとか。

館内はそりゃあもうガラガラ。
なんてたって,平日の火曜日だし,朝も早いし。
かなり快適に見学ができたんじゃないかなぁ。

===

そこから自転車に乗って,村上市郷土資料館(おしゃぎり会館)へ。
村上市のお祭りに実際に使われている神輿が館内の吹きぬけに展示されていたり,
雅子様関連の資料が展示されていたり。
(ここ村上市は雅子様の出身地)
おしゃぎり会館と同時に,重要文化財でもある若林家住宅も見に行った。
こっちはなんか,普通のお屋敷っぽい感じだった。
その「普通」が大切なのかもしれないけれども。

昼食は,その近くにあるラーメン屋に入った。
ここがもう大当たり。なんでこんなにうまいのよ。
俺が注文したのは五目中華。
調理のおじさんが目の前で作ってたんだけど,
まず野菜を炒める&とろみをつける手際がよすぎる。
中華鍋に野菜を入れて,強火で一気に炒め,
その後に水溶き片栗粉をさっと入れる。
1分足らずのこの業,俺も出来るようになれたらかっこいいだろうなぁ・・・

そして,五目もいいのだが,スープのほうはもっとおいしい。
鶏ガラをベースにしている(と思う)スープ
確かにちょっと塩辛い気もするけれども,それがちょうどいい。
何故かはまってしまう。
東京とかにある,行列の出来るようなラーメン屋にも負けない味。

===

そして,その後は瀬波温泉へ向かうべく,再び自転車を漕ぎ始める。
途中で民芸品を作っているという場所があるので,そこに寄ってみることに。

ここでは実際に職人さんが製作しているところを見ることが出来る。
ただ,ガラス越しだけれども。
客が通路を歩いて,そのガラスの向こうでは職人さんが伝統工芸品を作っている。
うーん,これって,なんだか動物園みたいな気もするけど・・・・・・

そこではコシヒカリソフトクリームというのも売ってたので,試しに食べてみることに。
むぅ,確かにバニラとは違った,お米の甘さというかなんというか・・・
いっしょにおいてあったサーモンアイスクリームというのも食べてみたかったな。

===

そこからはひたすら海ヘ向かって自転車を漕ぎつづけた。
漕ぎつづけること約20分,岩船港で取れた海産品の
(観光客向け)市場があったのでとりあえず入ってみることに。

入った途端,一面に立ち込める魚のにおい。
そして,左手を見れば,サザエやらイカやらを焼いたものが。
ラーメンで結構腹が膨らんでいるにも関わらず,
思わずサザエの串焼きを購入してしまった。
コリコリとした歯ごたえがたまらない。

===

さらに,そこから10分くらい自転車に乗ると,岩船港。
ここからは粟島へと渡るフェリーが出ている。
だが別にフェリーに乗りにきたわけではない。とりあえず来てみたというだけ。
どうやらこの近くに,獲れたての魚を料理してくれるところがあるらしいので,
そこに行ってみることに。

岩船漁港の鮮魚直売所というその場所は,こじんまりとした建物だった。
中には所狭しと魚介類が並べられており,計量器と小さな計算機が1つあるだけ。
奥にはキッチンが備えつけられており,ここで魚を料理することがわかる。

おばちゃんにお願いして,俺はメバルの塩焼きとアジのたたき,あとは味噌汁を食べることに。

20分くらいすると,スチロールの簡単な皿に乗った料理が出てくる。
お味のほうは・・・魚の味からして違っている。
アジのたたきなんか,「こういう味だったんだなぁ・・・」と,ただただ感心するばかり。
それと,味噌汁がとてもよかった。
魚の頭とか骨やらをいろいろと入れて出汁をとってるんだけど,
それがもう絶品。
さすが漁港。


食事後,休憩がてらに,海岸に1人で行ってみた。
すると,そこには,波と戯れる女子大生(推定)2人が。。

うーん,正直言って,0.2秒くらい迷ったね。どうするか。
旅先で出会う同年代の女の子,めったにいるもんじゃないよ・・・

が。
そこはさすがに俺。
いつもみたいに,尻尾巻いて逃げてきました(爆)
あとからこのことをそうに話すと,ただただ悔しがるばかり。

===

そこから村上駅に戻る途中,竜泉(←りゅうせん。何故か一発変換)
という,瀬波温泉の一つの温泉に入った。

瀬波という温泉の名前は今日初めて聞いたんだけれども,
結構いいお風呂だったような気がする。
アルカリの温泉だから,うまく入ればお肌はさらさらになるはず。
お風呂の温度も程よくぬるく(俺はぬるい温泉に長く漬かるのが大好き),
まさに俺好みの温泉といったところなのだろうか・・・

客がほとんどいないその温泉で1時間弱ほど時間をつぶした後,
近くの木村屋のお店で次にお世話になる友人へのお土産を購入。
そのまま自転車で村上駅へと戻った・・・。

===

それにしても,朝9時に自転車をレンタル,そして夕方18時に返却。
9時間も自転車でふらふらとしていたわけね・・・
とってもお疲れですよ,当然チンアルゼンチン。

今日の村上散策でよく分かった。自転車はとても便利だ。
東京に帰ったらさっさと買うことにしよう(笑)

===

ああ,そういえば。
交通安全の標語か何かで,ツボにはまったものを紹介。

ここ村上市は,日本のお茶の生産地の中でもっとも北に位置するらしい。
もちろん,お茶はここの名産品となっている。
それを踏まえた交通標語に,次のようなのがあった。
(正確なフレーズは覚えていない・・・)

「飲酒運転は絶対にいけません。
お茶なら安全です。

センスあると思わない,このフレーズ?

===

村上駅から電車を5時間ほど乗り継いで,今夜の宿泊地である秋田へ。
駅前から1kmほど歩いたところにあるビジネスホテルにさっさと行き,
もうすぐに寝てしまった。

泊まったビジネスホテルは,「ホテルほくと」というところ。
ちょっと名指しで批評してみようかな。

料金はとても親切的。
シングルのアウトバス(大浴場は別にある)で,食事無しで3675円。
部屋の設備も,ベッド,テーブル,洗面台と,最低限のものは揃っている。

が。ビジネスホテルとしてあるまじき欠点がある。
なんと電源のコンセントが無かった
一応あるにはあるんだけど,それは電気スタンドとテレビに占有されている。

で,俺はどうしたかというと,モバイルギア・PHSの充電のために,
それら2つの機器のアダプタを抜いた。
電気スタンドを失うのは確かに痛かったけれども,致し方ない。
けど,やはりノートパソコンとかを持参しているビジネスマンは多いことだろうし,
コンセントの2つや3つくらいは用意しておいて欲しかったなぁ。


まあ,そんなこんなで,この旅で初めてベッドの上でまともに眠った。
自転車での散策で疲れも溜まっていたことだし,ちょうどうまいこと眠れた。


No(3377)

▼そう 
突っ込んでおこうっと・・・龍泉♪
   ..09/14(Sat) 03:54 (3406)

■…2002年 9月 4日 (Wed).......全国放浪9日目 〜出会い〜
朝は7時半起床。だいたい7時間半眠っていたことになる。
普段,大学生活を送っているときよりも睡眠時間が長い。
これは一体どういうことなのだろうか。

さて,今日のメインイベントはリゾートしらかみ号。
秋田を出発して,五能線を経由して,弘前へ向かう列車。
詳しくは駅のパンフレットを見て欲しいんやけれども,この列車の特徴は,
なんといっても「蜃気楼ダイヤ」。

このリゾートしらかみ号,
秋田からとりあえずは深浦駅までは行くのだが,
途中で一度岩館駅まで引き返し,そこから再び弘前へ向かって運行する。

何のためにそんな面倒なことをやるのかといえば,
岩館から深浦の間の駅で,下車観光を楽しむため。
1回目に停車するときに降りて,観光を楽しんで,
2回目に停車するときに再乗車すれば,そのまま弘前まで行くことが出来るというわけ。

そして,JRの時刻表を見てもその時刻は掲載されていない。
だから,「蜃気楼ダイヤ」という・・・らしい。

===

俺が割り当てられた席は,何故かボックス席(4人1組で向かいあって座る席)。
ほかに誰も来る人がいないのであれば,普通席よりもずっと快適なのだが,
逆に相席になると,下手をすれば気まずい雰囲気だって生まれかねない。

電車に乗ってみると,「おかげさまで本日の座席は満席となっております」。
となると,誰かが新たにやってくるわけね・・・

そして,その予想はまったくその通りとなる。
秋田を出発してしばらくは一人でボックスを占領していたのだが,
途中の東能代という駅で,おばちゃんが一人乗ってきた。
「よろしくお願いします」そういっておばちゃんは俺の隣に腰かけた。
軽く会釈を返すだけの俺。

===

列車は,本州の日本海側の最北端部にある,五能線をひたすら走る。
その五能線の車窓から見える景色はもう最高の一言だった。

右手には世界自然遺産でもある白神山地,
雄大な山々がそびえたっている。
左手には太陽の光に輝く日本海。
荒々しい海岸線が続いている。

その車窓を楽しむための仕掛けも,この列車にはついている。
先頭車両の先端部には,「展望車」があったりもするし,
ほかの部分でも,車窓はかなり大きく作られている。
(座っている膝のあたりまで窓がある。それくらい大きい。)

山と海と,この2つの大自然を同時に楽しめるというわけだが,
その中でもやっぱり俺は海が好きらしい。
なんていうの,あの水の青としぶきの白のコントラストがいいじゃないの。
(山の,緑と青のコントラストだって十分きれいだけどさ)
撮った写真を今見返してみても,やっぱり海のほうが多い。

===

さて,ボックス席には,俺とおばちゃんの2人が隣りあって
(といっても,間隔はゆったりとしたものなんだけれど)座っている。
そして,特に会話もないまま,おばちゃんは十二湖で
「それではお先に行ってきます」。
またも会釈だけの俺。

で,俺はというと,みちのく不老死温泉へ行くべく,
ウェスパ椿山という駅で下車した。

このウェスパ椿山という駅,なんと普通列車ですら止まらない。
(某K戸電鉄でいう菊水山みたいなもんかw)
リゾートしらかみ号のみが,この駅に停車するようだ。
つまり,俺達はこの日の最初で最後の客,と。
もちろん,無人駅である。
というか,駅という概念があるかどうかすら怪しい(爆)

駅前には,駐車スペースがあって,そこに不老死温泉行きの
無料送迎バスが停まっていた。もちろんそれに乗車する。

5分くらい,日本海が見える坂道を下っていくと,不老死温泉に到着する。
不老死温泉は,ちゃんとしたホテルなんだけれども,
その温泉だけを利用するといった格好になる。
しかも,この不老死温泉,リゾートしらかみ号に乗車すると,
600円のところを400円に割り引いてくれる。

さて,肝心の温泉のほうの話に。
温泉は,露天風呂がやはりメイン(だと思う)。
目の前(本当に目の前である)には日本海が180度広がっている。
夕暮れ時なんかに入ると格別なんだろうなぁ・・・と思いつつも,
青空の下,真っ青な日本海を眺めながら入る風呂も格別だった。

温泉は,鉄とナトリウムがメイン。お湯は当然赤褐色。
(つまり,鉄は3価の陽イオンで存在しているというわけ)
お湯は熱かったなぁ・・・パンフレットには確か49度と書いていた。
(実際には45くらいになっていたと思う)

平日ということもあって,お客さんはやっぱり少ない。
途中何回かおじさんが温泉の写真を撮りにきたりしたので,
そのたびにモデル(爆)になるのがちょっと大変だったり。
(けど,透明な温泉ではないから,手で隠す必要はないんだよねー)

一つ感心したのは,水着で温泉に入りに来てる若者たち。
左手のほうを見ると,ああなるほど,海水浴にも来てるんか。
(けど,今日は海水浴をするには寒いと思うが・・・)
海水浴にもこられて,温泉にも入れる。
一石二鳥やね。

それにしても,俺って温泉が好きやなぁ・・・
一体この旅で何回目だろうか。
道後,下呂,瀬波,そして不老死。4回目か。
この後でまた登別に行くかもしれないし・・・

===

温泉から駅へ帰るバスの中で,
おそらくこの旅で初めて,見ず知らずの旅人と話をした。
相手は,俺より2歳くらい年上の女性
・・・だったらよかったんだけれども,現実は60歳過ぎくらいの
おじちゃんとおばちゃん。その2人も初対面らしい感じだ。

どうやらその2人は,「大人のきっぷ」というので旅をしているらしい。
年齢制限さえ満たしていれば,3日間9000円で,どの列車にも乗れるのだとか。
なんともうらやましい。
(特急列車にも乗れるあたりとかね)

話の内容は,至って普通の世間話。
それとか,お互いの旅の内容とか。
俺が2週間で全国を回るとか言うと,
「まあそういうことが出来るのも若いうちだしね〜」。
ああ,まったくだ。

あ,そういえばおじちゃんの方は,さっき温泉で写真を撮ってた人やん。
なんでもボックス席もすぐ横なんだとか。
みんな行動パターンは同じなんだねえ。。。
そのおじちゃんとは,お互いにウェスパ椿山の駅で写真を撮って,
いっしょに電車に乗り込んだ。

===

さて,電車に再び乗り込むと,相席のおばちゃんはやはり待っていた。
すると,おばちゃんの方から俺に話しかけてきた。
「どちらに行ってらしたんですか?」
「あ,不老死温泉というところに行ってきました。」
「へぇ,温泉はどうでしたか?」
・・・
こんな感じで会話は進んでいく。

礼文島への連絡船の話,ご自身の旅の話,
八戸のなんちゃら祭(名前は失念)の話,
文豪太宰治の話,お気に入りの小説の話,・・・
結局,俺が再乗車してから,降りるまで,
おばちゃんとの会話はほぼ途切れることはなかった。
といっても,会話を始めるのは大体はおばちゃんの方で,
知識を全然持ちあわせていない俺はうんとかなるほどとか相槌を打つのみ。

それでも俺はまあそれなりに楽しめた。
「あれが岩木山。あー,今日はちょっと山頂が隠れてるね」
一人旅じゃあ分からないこともいろいろと教えてくれる。

車内販売で飲みものをおごってくれたり,お菓子をわけてもらったり,
電車を降りるときにはプルーンをいただいたり,ほんとお世話になった。

最後にバスを降りるときには,結構仲良くなってた・・・んじゃないかな。

===

リゾートしらかみ号を川部駅で降りて,そこから普通電車で青森へ。
青森で2時間くらい電車待ちだったので,一応昼飯をここで食べることに。
駅を降りてちょっと歩いたところの食堂で,ホタテ丼を食べた。
青森のホタテ・・・やっぱ他のとは違うのかなぁ。
確かにサイズは他のより大きかったような気もしたけど。

青森の駅前は,いかにも「開発しました〜」って感じやった。
なんか奇妙なピラミッド形の観光センターもあったし。
なんだかねぇ・・・・。

===

さて,その青森駅から快速海峡号に乗ると,青函トンネルをくぐって函館へと到着する。
青函トンネルを通る列車は,現在は快速海峡号と各種の特急列車なのだが,
なんでも今年の12月から快速海峡号が特急に格上げされるらしい。
ということは,この夏が,青春18切符で青函トンネルを通れる最後の時というわけか・・・

さて,青函トンネルは,全長53km,深さ240mということらしい。
トンネルの中にいったん入ってしまうと,車窓はもう何も見えないので,
その代わりに列車が今どこにいるかが車両前部のパネルに表示される。

くぐるのは生まれて初めての青函トンネル。
うーん,別に感慨深いとかそういうのは特に無かったなぁ(苦笑)

===

さて,函館。
電車を待つ時間が3時間弱くらいあるのだけれども,
時間をつぶす方法は特に考えていなかったんだよねぇ・・・
(函館山に一人で登るのはいやだったのでやめた)

てなわけで,(この旅行で何回目になるか分からない)駅前散策がスタート。

あー,そうそう,散策の前に電話をかけたんだった。
相手は,稚内の各種レンタカーのお店。

稚内まで行く手段はもちろん鉄道というのが用意しているんだけど,
実はそこから宗谷岬に行く手段・夜をすごす方法をあまりよく考えていなかった。
宗谷岬の宿は高いし,かといって稚内は寒いだろうし・・・
最大の欠点は,稚内市街から宗谷岬へと行くバスが,日の出の後しかないということ。
俺としては,宗谷岬から日の出をぜひとも拝みたいので,
どうしても宗谷岬に泊まらざるを得ない。

そこで思い浮かんだのが,レンタカーを稚内で借りるというプラン。
夕方にレンタカーを借りて,そのままノシャップで日の入りを見て,
その後宗谷岬へ移動。車内で寝て,日の出を待つ。

さて,このプランを実行すべく,函館から稚内のレンタカーに電話をかけてみたわけだけれども・・・


結果は,「全て予約で埋まっています」。

うわっ,どうしよう・・・

そりゃあ他にもいろいろ考えたさ。
たとえば,稚内市街で自転車を購入。(レンタルじゃない。購入。)
そこから宗谷岬まで漕いでいって,宗谷岬のどこかで寝る。
そのまま日の出を拝んで,稚内市街まで帰ってきて,
自転車やさんに家まで宅配便で送ってもらう。
ちょうど自転車を持っていない俺にはいいんじゃないかな,と思われたんだけれど,
さすがにこれだと面倒くさい。
これだったら夕方のバスで宗谷岬まで行ってしまって,そこで寝るというほうがまだ確実だ。

てなわけで,稚内に入ってからのことについては,かなり悩んでいた。
まあ結果は,かなりいい方に出たんだけどね。


で,函館散策に話を戻すと。

とりあえずぶらぶらと駅付近を散策していると,なにやら船が見える。
ただ飾ってあるだけの船らしいけれども,とりあえずそこは波止場になっているので,
しばらくの間そこにたたずんでいた。

そこから函館山も見えた。
函館山の上でイチャイチャしているカップルへの腹いせに,
函館山の上から函館市街の写真を撮るんじゃなくて,
函館市街から函館山の写真を撮ってやった。
もちろん,何の意味も無い。

あとは,市街をひたすら歩きまわったりしたんだけれども,
お店は夜のお店しかやっていない。
函館って朝の町なのね・・・

晩飯にと,駅前に泊まっていたバスのラーメン屋で塩ラーメンを食す。
(なんかこの旅行でかなりラーメンを食べてる気はするけど・・・)
おう,なかなかのお味。
さすが,屋台(に似た形式のお店)のラーメンは。

おっちゃんの言葉で印象に残っていたものを。
屋台に来る人が,よく
「おいしいのはどれ?」
と聞いたりするけれども,それに対しておっちゃんは,
「自分が食べたいのを注文すればいいよ。
みそが好きな人はみそがおいしいし,塩が好きな人は塩がおいしい。
うちの店はどれだっておいしいんだよ」

===

そこからは,夜行列車のミッドナイトに乗車。
車内は,MLえちごと並んでかなり快適な作りになっている。

列車が出発したその時,窓の外を眺めてみると,
なんと見送りの人がいるではないか。しかも結構たくさん。
MLえちごとかじゃあこんなのはいなかったぞ・・・
それだけ北海道の人は面倒見がいいということなの??
サンプル数が少ないからなんともいえないけれども。

いつも通り,空気を入れてふくらます枕と,アイマスクを装備して,
今日もまた眠りへと落ちていくのであった・・・


No(3378)


■…2002年 9月 5日 (Thu).......全国放浪10日目 〜日本最北端〜
世界には果てはないが,日本には果てがある。
今日は,朝に夜行列車で札幌着。
そのまま最果ての地である宗谷岬まで行ってきた。

===

どうも夜行列車というのはよく眠れない。
確かに眠りに入るのは早いのだけれども,
その眠りは浅い。
電車は揺れるは,人は移動するわ。
・・・って,前にもこんなこと書いたような。まあいっか。

札幌から旭川までは,乗り換えの連続。
途中で1本特急列車を「ワープ」に使用したので,
9時過ぎには旭川に到着することが出来た。

===

旭川では,もちろん(??)旭川ラーメンを食べに行くことに。
旭川の駅前は非常に計画的に作られており,
駅からは北に向かって歩行者天国が伸びており,
それと垂直に交わる形で,順番に一条通り,二条通り,と通りが並んでいる。
また,歩行者天国と平行にも通りが並んでいるため,
結果として碁盤目状の街並みが出来あがっている。

で,ラーメン屋を探しに出たわけだが・・・

店そのものはそれなりに見つかった。
が。
どのお店も営業を開始していない(涙)
どのお店を見ても,だいたい11時から。早いもので10時。
9時からやってるラーメン屋なんてそりゃあないわな・・・

というわけで,その10時開店のお店で,まずは醤油ラーメンを。
しかし,あまりこの店には入りたくなかったんだよねぇ・・・
妙に整った店内。しかもカウンターにいるのはバイトらしき若い人のみ。
ラーメンのチェーン店かよ・・・
(しかし,その割には本に掲載されていたし。謎だ。)
味の方は,そりゃあチェーンだけあってそれなりにうまいのだが,
京都で夜に行ったラーメン屋,村上で昼に入ったラーメン屋,
函館で入ったバスのラーメン屋,この3つにはどうしてもかなわない。
ラーメンって,それを作る人の人柄も味に反映されるんだと思うよ。

てなわけで,その店に満足しなかった俺は,2軒目に突入。
今度は,すこし奥のほうにある,こじんまりとしたお店。
中に入ってみると,何やらよくありがちな,
名前なんか全然知らない有名人のサイン色紙が飾られている。
(そういや,このサインって,店のほうが有名人にお願いして書いてもらうのか。
それとも有名人が勝手に書いて置いていくのだろうか。どっちなのだろう。)

注文したのは塩ラーメン。
塩ラーメンって案外好きなんだよね。
鶏ガラとかそういったスープの味がいちばんよく反映されるから。

さて,このお店のスープは,すごく透明だった。透きとおっている。
味もすごくシンプルなもの。
案外こういうもののほうが好き嫌いが分かれるんじゃないかな・・・
ちなみに俺はそんなに大好きにはなれなかった。美味しかったけどさ。

===

ラーメンを2杯食べた後は,時間が無かったので駅までダッシュ。
(ラーメン屋さん,もうちょっと早くから営業してほしかったなぁ。)
そこから,稚内に向かって電車を乗り継いでいった。

まず,旭川から,快速なよろ1号。名寄で乗り換えて,稚内行き普通。
この時間に北海道まで青春18で行くのは,このルートのみ。
必然的に,同じように18きっぷで旅行する人も集まってくる。

旅行者らしき人の中には,途中の名寄で降りる人はあまりいなくて,
やっぱりみんな稚内へ向かっているような感じだった。
だいたいのところ,男は一人旅,女は二人旅が多いような。。。

さて,車窓はというと,これがもう,ただただ平野が広がっている。
まあ途中で山脈やら林やらはいくつかあったけれども,
やはり平野の広さは北海道ならでは。

ただ,問題点を挙げるとすれば,あまりにも同じ景色が連続しすぎるので,
飽きてくるということ。
見えるのは,ただただ平野とか林とか山脈とか。
しかも乗ってる時間が長いんだよねぇ。
旭川から稚内まででも,快速列車を使用して5時間強。
中途半端な決意じゃ稚内に行くのはしんどいと思う・・・

さて,電車を降りてまずは観光案内所でバスの時刻表をゲット。
案内所のおばちゃんはいろいろと丁寧に教えてくれて,
明日の日の出の時間やら天候やらもそこで知った。
それによると,日の出は6時4分なのだが,その時間の天気予報は曇りらしい。
曇り,ということは,太陽の姿そのものは見られない。
マジっすか・・・・・・けど,ここまで来て引き返すわけにも行かないので,
宗谷岬までは行くことにした。もちろん,日の出が見られる時間に。

交通手段は,もうバスしかない。
今日の最終バスで宗谷岬に行って,そのまま宗谷岬に泊まる。
そうすれば,日本最北端の地から日の出を拝めるというわけだ。

宿なんか,もちろんとっているはずもない。
まあいくら宗谷岬といえども,凍死するほどではあるまい・・・
そういう楽観的な考え方で。

===

バスまでわずか1時間くらいしかないけれども,
その間にノシャップ岬へと行くことに。
ノシャップ岬は稚内にある2つの岬のうち,
駅に近くて,最北端では無いほう。
それでも,日本で2番目に北にある岬だけに,それなりに名所でもある。
日の入りなんかは,利尻富士をバックに,とてもきれいらしいしね・・・

駅前のバス停から,ノシャップ岬行きのバスに乗る。
ここはバスの本数はとても多いので,10分も待てばバスはすぐにやってくる。
さて,わずか10分強しかないバスの中で時刻表を見てみる。
すると,なんとまぁ,今夜中に宗谷岬に行こうとすれば,
13分しかノシャップ岬を見る時間が無い!!
日の入りを見ている時間なんか当然無い。
あぁ,セツナイ・・・

ノシャップ岬に到着した後は,すぐにダッシュ。
急いで岬へ行って,写真をいくつか撮って,
ちょっとだけ海を眺めてそれでバス停に舞い戻ってきた。

バス停に戻る途中,後ろからいきなり
「写真撮りましょうか?」
という声が聞こえる。
何だ何だ??と思って振り返ってみると,
おっちゃんが自転車を漕ぎながらこっちに向かってくる。
別に写真を撮るような場所もなかったし,時間も無かったということで
丁寧にお断りして,まあちょっとだけ立ち話をした。
どうやら,すぐそこにある水族館の職員の方らしい。
あぁ,どうりで観光客に慣れているはずだ。

===

稚内駅に戻って,往復切符(1割引)を購入し,急いでバスに飛び乗る。
あれ,何やら見たことのある人も・・・電車からずっといっしょだったのかな。

バスは海を眺めながらひたすら走りつづける。
途中,後方に見えた日の入りがとても美しい。
結局,宗谷岬まで行ったのは俺と,さっきの見覚えのある人。
やっぱ目的地はここだったのか。

バスが宗谷岬に 到着したのは,18時半ころ。
すでに太陽は水平線の向こうに沈んでおり,
最北端の碑はカラフルにライトアップされていた。

そして,よかったのは,観光バスで来ている客がいなかったこと。
観光バスのやつらが来ると,写真のための台を置いて,
それこそ我がもの顔で写真を撮ってさっさと帰って行く。
そういうのがどうも好きになれなくてねぇ・・・

その場にいたのは,さっきのバスに乗ってきた2人と,
あとは車やらバイクやら自転車やらでやってきた人。
まあ多い人数ではなかったな。

それにしても,電車からずっといっしょだったあの人,気になるなぁ。
男の一人旅ってのも共通しているし,たぶん年齢も同じくらいだろう。
彼はやはり写真を撮っているもよう。
よし,ここは・・・

「写真,撮りましょうか?」

===

「あ,いや,自分は入らなくてもいいんで。そちらこそ撮りましょうか?」
と,その方は返答した。
一応俺は自分の荷物を入れて写真を撮ったんだけど,
まあそういうことだから,撮ってもらうことにした。

写真を撮った後,いろいろと話をしてみる。
どうやら電車で一人旅をしているというのは俺と同じ境遇らしい。
その方は大学3年生,俺より1つ上だ。とりあえずAさんとしておく。
お互いどういった旅をしてきたか,そういう話に花が咲いた。

Aさんは,稚内市街のほうに宿をとっているらしい。
俺はどうなのか聞かれて,全然覚えてないんですよ,と答えると,
それじゃあ,と言って,自分の持っていたパンフレットを渡してくれた。
おお,ありがたい・・・
そしてAさんは,宿のほうまで今夜は戻って,
明朝にまたバスで宗谷岬までやってくるらしい。
対する俺は,どこかで野宿。
(実は,ここらへんの宿のことはだいたい調べておいたけど,
どうもいい宿は見つから無かった)

===

Aさんがバスで帰るのを見送ってから,とりあえず宿を探すことに。
すると,バス停のすぐ近くに,バスの待合所というのがあるではないか。
いちおう小屋みたいな構造にはなっていて,
中にはベンチが備えつけられている。
待合所の中は,外からの風も入ってこないので,
おそらく気持ちよく眠ることも出来るだろう。
なんていい場所!

待合所の中央には大学ノートが置いてあり,
旅人がその思いを自由に書き込むことが出来るようになっている。
ノートを読んでみると,なるほど,いろいろな旅人がここを訪れている。
中でもすごいなと思ったのは,九州からここまで徒歩で来たという人。
ちなみにその方,71歳のおじいちゃんだそうだ。

===

小屋の中には,マウンテンバイクと,大量の荷物が置いてある。
うーむ,どうやら先客がいるようだな,と思っていると,
「あーどうも,こんばんは〜。同じくこちらで泊まられるんですか?」
黄色いウィンドブレーカーに,ハーフパンツ。
先客であるチャリダー(ライダーの自転車バージョン)の方が入ってきた。

そのチャリダーの方(Tさん)といろいろ話をさせてもらったのだけれども,
なんと5月の中旬に京都を出発し,全国一周を目指して旅を続けているらしい。
「今日やっと稚内に到着だから,4分の1くらいですね」
とか,平気で言ってのける(笑)

チャリでの旅は,鉄道なんかとは比べものにならないくらい大変なのだろう。
荷物を見るといろいろと自炊道具があったりするんだけど,
「お金がいつなくなるか分からないから,なるべく節約しようと思って自炊してるんですよ」。
なんでも,8月の頭に一度お金が底をついて,
1ヶ月ほど泊まり込みでバイトをしていたのだとか。

あとは,お互いの旅のこととか,大学のことやら
(Tさんは今年大学を卒業したらしい),
まあぽつりぽつりと話をしていた。
それでも,俺にとっては一人でいるよりずっと楽しかったし,頼もしかった。
見ず知らずの土地で出会う,見ず知らずの旅人。
こういったのが旅の大きな醍醐味なんじゃないのかな。

あとは,お互いにそれぞれの旅の記録をつけたりしつつ,
夜の11時ころにはそれぞれの夢の中へと落ちていった・・・

No(3379)

▼miwako 
どこへでも泊まれていいね。猿岩石も朋友も日記を読むとどこでも寝てた。ちょっと無謀な気がするけれど。ちょっとじゃないか、あれは。(笑)
野宿をすることはないだろうから、羨ましいです。
   ..09/11(Wed) 17:19 (3389)
▼TEL 
朋友・・・ポンヨウ?
そういった芸能人がいるのね。知らんかった。
まあけど,それができるのが男の旅の長所だろうね。
確かに楽しいよ。いろんな人がいるし。
   ..09/12(Thu) 01:45 (3395)
▼miwako 
朋友(パンヤオ)日記って書いてあるよ。南アフリカ・喜望峰から、ノルウェーまでヒッチハイクしてる。TVでは知らないけど、例のブッ○・○○で日記を買いました。
朋友の一人は香港の中国人・チューヤンという人で、好きな映画は「新世紀福音戦士(エヴァンゲリオン)」。好きな食べ物が「だちょう」。。なんですよね・・・・・
   ..09/12(Thu) 12:32 (3399)

■…2002年 9月 6日 (Fri).......全国放浪11日目 〜再会〜
宗谷岬の日の出の時刻は5時4分。
その日の出を見ようという一心で,この宗谷岬へとやってきた。

4時半にこっそりと寝床を出て,最北端の碑へと再び足を運ぶ。
しかし,それにしても寒い。
9月上旬にこの寒さ。俺の知っている中で一番寒い朝だ。
たまらなくなり,あたたかい缶コーヒーを買って,両手で握りしめた。

最北端の碑の,そのさらに北の岸の部分に腰をかける。
180度に広がっている海。
海鳥が浅瀬で羽を休めている。カモメだろうか。
北を見れば,サハリンの島がその姿を見せている。

東の水平線には雲がかかっている。
天気予報の通りか・・・くそっ。
日の出の時刻が近づくにつれ,いらだちだけが募っていく。

無情にも,時計の時刻が5時4分になったときも,
東の空には雲がかかっていた。
ただ,ぼんやりと部分的に赤らんでいたところがあった。
そこが太陽の昇ってきたところなのだろうか。
今となっては知る由もないが。

周りを見渡すと,これまた日の出を見に来たのであろう人がたくさんいる。
車で来た人,ライダー,チャリダー,宿に泊まってた人。
それにしても何故この最北端の地はそこまで人を寄せつけるのだろうか。
自分でもよく分からない。

この場所には,もう一度やってきそうな気がする。
いつになるかは分からないけれども・・・
その時には,いい日の出が見られたらいいな。

===

待合室に帰ってしばらく身仕度とかをしていると,
チャリダーの方が2人やってきた。
やはり同じチャリダーとしては相通ずるものが多いらしく,
Tさんとはいろいろ話をしていた。
国道何号線はやめておいた方がいい,とか,
佐多岬の有料道路は人がいないうちに入れ,とか・・・

なんでもそのチャリダー2人組,九州を一度佐多岬まで行って,
その後ひたすら北上,今日に日本縦断を達成したらしい。
その道程28日。その顔はもう喜びにあふれている。
いい顔だ。

===

チャリダー2人組,そしてTさんも,またそれぞれの旅へと出発した。

俺のほうはというと,朝2本目のバスで稚内駅へと戻り,
そのあと札幌までひたすら電車に乗ることにしている。
バスの時間まで90分くらい余裕があったので,
昨日はよく見えなかった宗谷丘陵の上とかを見たり,
あとは各方面へのお土産を買ったりとか。

日本最北端といっても,建物はそれほど多くない。
土産物屋が3軒,その他宿泊施設やら食堂やらがちょっとだけある。
その土産物屋の中で,北から2番目にあるものの看板には,
「元祖」最北端の土産物店,とか書いてあったりする。
元祖かよ!(笑)

その元祖,お店番のほうはおばちゃんが一人でやっていた。
こちらのおばちゃんもいろいろと話を聞かせてくれたのだが,
向こう岸に見えているサハリンに行ったときの話とかを聞かせてくれた。

おばちゃんの話によると,この宗谷岬からサハリンが見えるのは
そんなに多くはないのだという。
サハリンを見るために8回も宗谷岬に来た人の話とかもあった。
となると,日の出の時にサハリンが見えたというのは,
ひょっとして幸運なのだろうか??
店の中からもう一度サハリンを見てみると,なにやらぼんやりとしてきている。
しかも,今夜は雨が降るのだとか。
・・・なるほど,確かに運はよかったみたいだ。
(けど日の出は見たかったなぁ〜〜)


宗谷丘陵に登って,祈りの塔とかを見てたりしてると,
向こうの方に見覚えのある服装の人が。
おっ,ひょっとしたら昨日のAさんかな。
おそらく朝一番のバスでこっちに来たのだろう。
手を振ってみると,どうやら向こうも気がついたらしい。

朝一番のバスでこっちに来て,そのあと電車で旭川方面に戻るとなると,
俺と同じバスに乗らなければならない。
その時,ここ宗谷岬を見物できる時間は,わずか30分。
Aさんは,その少ない時間で見て回ろうと必死だった。
やっぱ昨夜ここに泊まって正解だったかな。

結局そのまま,旭川まではAさんとずっといっしょだった。
その間,お互いどんな旅をしてきたとか,大学のこととか,
これからのプランニングとか,まあぽつりぽつりと。
昨日のまったく逆の道筋をたどりながら,6時間ほど。
車窓にはまったく変化はない。
話相手がいなかったらどうなってたことか(笑)

===

旭川にてAさんと別れ,そのまま札幌へ。
札幌には,高校の友人Iが住んでいる。
今日は彼の家に泊めてもらうことになってるのだが,
ちゃんとした寝床で寝るのは実に秋田以来である(笑)

札幌駅でIと合流して,近くの居酒屋でディナー。
(久しぶりにディナーと呼べる食事だった)
こっちでもいろいろとつもる話はあったりした。
料理のほうもおいしく,お酒のほうも順調に進んでいった。
というか,酒を飲むのなんか2週間ぶりだよ(笑)

食事が終わったあとは,とりあえずIの家に荷物を置きに行く。
地下鉄で数駅行くとIの家に着くのだが,その家がかなりすごい。
家賃なんかは俺の家よりよっぽど安いのに,
家の中身は・・・まるでワンルームマンション。
家の中を見渡す限り,大学生には不似合いなほど(笑)快適そうな生活だった。

その快適な家でしばらくくつろいでいると,Iが北大を見に行くかと誘ってくれた。
大学まではチャリで5分くらいだとか。
後輪のでっぱってる部分に足を置いて,2人乗りでGO!

・・・それにしても,2人乗りは難しい。
いや,ただでさえ飲酒運転で道路交通法違反なのに,
こんな高度テクニックを使うとなると・・・


北大は,ただただ広かった。
自転車で何分くらい走っていたかなぁ。
走っても走っても同じ所を通らない。
名所もかなり多かったなぁ。歴史もかなり長いし。
理学部の建物なんか,うちの駒場の1号館みたいだった。

あぁ,憧れるわぁ,北大。
院の進学先の候補に入れて置こう(笑)

===

家に戻って,しばらくお茶を飲んでたあと,テレビをつけると
な,な,なんと,金曜日の深夜にナイトスクープをやっている!
これはよかったなぁ。
というか,東京以外ではみんなこの時間にやってるのか。
いくら東京の下賎なやつらがこの高貴な番組の面白さを
解さないからといって,火曜の深夜27時という時間はないんじゃないかな。

ナイトスクープを見た後,北海道初の風呂に入って,
そのまま寝ることにした。
時間はもう2時になっている。
この旅に出かけてから,こんなに遅い時間まで起きていたことはなかったよ(笑)

No(3380)


■…2002年 9月 7日 (Sat).......全国放浪12日目 〜温泉〜
この旅に出てから,いろんな温泉に入ってきた。
道後,下呂,瀬波,に入ってきたのかな。
そして今日は,その3つを圧倒するくらい有名な温泉地へ。
その名も,登別温泉。

===

朝は,9時過ぎに自然起床。
あれっ,何時にここを出るって言ってたっけ・・・
確か8時ころだったような。まあいいや。

半分眠りかけの頭で,これからのスケジュールを考える。
寝坊してしまった以上,えりも岬と登別温泉と両方行くのは不可能だ。
となると,えりも岬をカットすることになるのか・・・。
その代わりに札幌でラーメンを食うことにしよう。

ホストのIはというと,とても気持ちよさそうに眠っているので,
置き手紙ならぬ置きメールをして,家を勝手に出てきた。

===

地下鉄で札幌方面に乗り,その2駅向こうでおりるt,そこが「すすきの」。
まあ札幌の歓楽街といえばここでしょうな。
そのすすきのに,ラーメン横丁があるというのを本で知ったので,
まあそこに行けばうまいラーメンも食えるだろうということ。

すすきのラーメン横丁は,こじんまりとしている。
狭い路地の入り口にはラーメン横丁という看板がかかっており,
その中に何十軒ものラーメン屋が店を並べている。

その中でどこがうまいだなんて事前情報は仕入れていなかったから,
とりあえず適当な店に入ってみることに。
そこでみそラーメンを注文してみたのだが,そこの親父さんがよくしゃべるしゃべる。
こちらが大学生と分かるや否や,就職の話から始まり,
自分のやりたい仕事をやろうだの,旅ができるのも今のうちだの,
まあそういうことを延々と・・・
ちょっと疲れたよ(苦笑)


そこから札幌駅までは腹ごなしを兼ねて歩くことに。
(地下鉄で2駅の距離だし,涼しいしね)
うーむ,それにしても札幌市街はやはり都会だった。
その中で,大通り公園は,家族連れやカップルでにぎわっている。
都会のオアシスとでもいうべきかな?
この街もまた,旭川と同じように碁盤目状になっているので,現在位置は分かりやすい。
ただ,札幌駅が基準となってるわけではないので,ちょっと混乱するけども。

===

札幌駅から登別駅までは,ひたすら電車の乗り継ぎ。
途中苫小牧駅で一度降りたけれど,あそこは何も無いね。。
駅に直結したショッピングモールはあるけれども,
そこから離れると何も無いような印象を受けた。

さて,登別駅に到着した後は,登別温泉に向かってまっしぐら。
駅前からバスが出ていたけど,まあ歩けるかな,と思い,
温泉街に向かって坂道をひたすら登る。

・・・が,途中で道路標識を見てそれは断念することに。
なんと,登別温泉まであと8kmとか書いているではないか。
こんなの(時間的に)歩けるはずがない!
止むを得ず,そこから一番近いバス停で,バスを待つことに。

バスの待合室の中には,女性が一人座っていたが,
次のバスまで20分くらいあるらしかったので俺も中で待つことにした。
俺が中に入ってしばらく休んでいると,その女性が
「空港行きのバスを待ってるんですか?」。
あ,いや,温泉に行くんですと普通に答える俺。

その女性は,どこの航空会社かは忘れたけど,往復2万円の飛行機で
横浜から北海道まで2泊3日で旅行に来たそうだ。
札幌,小樽,登別と回って,ここからバスで新千歳空港に向かうのだとか。

というわけでもちろん彼女は温泉街から駅のほうまで降りてきたわけだが,
なんと彼女も温泉街のほうから駅まで歩こうとしたらしい。
けど旅館の方に聞いてみると,「あの道を歩いては行けませんよ」
とかそういったことを言われて,バスで降りてきたんだとか。

「実は俺も歩いて登ろうと思ってたんですけど,・・・」
そんな感じで会話を続けていると,温泉街行きのバスが到着。
意外と早かった。話していたせいだろうか。


駅から温泉までは,バスで15分くらい。
途中の道は歩道も無く曲がりくねっていて,
さすがにここを歩いて登るのは無理だろうなぁ・・・。

バスを降りると,そこら一面に硫黄(正確には硫化水素)のにおいが立ち込めている。
さすが登別だなぁ・・・と思いつつ,さてどこの温泉に入ったものか。
ふと後ろを見てみると,「日帰り入浴受け入れ施設」の一覧があったので,
それをゲット。帰りの時間も考えつつ,比較していく・・・。

実は,このリストを見る前に,行きたい温泉はだいたい決めていた。
それは,「第一滝本館」という旅館の大浴場。
たぶん登別で一番有名な温泉なんじゃないかなぁ・・・
登別の11の泉質のうち7つを集めたというもの。
日帰りも,ちゃんと18時までやっている。

ただ,ネックとなっていたのが料金。
なんと2000円も取られるんだよねぇ。1回入浴するだけで。

が,他の施設を見てみても,時間的にイマイチだ。
それに,入りたいと思っていた所に入らずに後悔するよりは,
(二度と来ることもないだろうし)入って後悔したほうがマシかなぁ・・・と。

行ってしまえ!第一滝本館。

===

第一滝本館に行く前に,その近くに地獄谷があったのでそこを見ておくことに。
観光客が記念写真をいろいろと撮っていたけど,
その横のあたりから地獄谷を眺めてみる。

地獄谷からは,もちろん白い煙がもうもうと立ちのぼっている。
茶色や白色の土壌,緑の木々とのコントラストが美しい。
これを地獄と見るか,はたまた他のものと見るか・・・

===

さて,第一滝本館の温泉。
結論から言えば,すごく快適な温泉だった。

もともとは高級旅館の温泉だけに,設備は抜群。
ロッカーも(入り口の靴を入れるの以外は)お金は取られないし,
タオルとか石鹸とかも全部用意してある。
休憩室だって,無料のお茶だって,ちゃんとある。

そして肝心の温泉,こちらもかなりいい。
7種類の温泉,この全部の種類を楽しむだけでもそれなりにいいんだけど,
他にも歩行浴,寝浴,気泡浴,滝の湯など,いろいろ趣向を凝らしたのもある。
露天風呂から見える地獄谷のパノラマもいとをかし。
ともかく,全部を味わおうとしたらかなり時間はかかるだろうねぇ・・・

俺はというと,たぶん1時間半くらい入っていたと思う。
最初に体を流して,温泉の種類を楽しんで,
その後はサウナやら打たせ湯やら。
ちょっとのぼせかけたりもしたけど(笑)

===

長風呂からあがってくると,外は薄暗くなりつつある。
風呂上がりのこの涼しい空気がたまらない。

近くに「自家製麺」を売りにしているラーメン屋があったのでそこに入ってみる。
中に入ってみると,壁のそこらに「ネギラーメン」と書いてるのでそれを注文。
果たしてどんなものが出てくるのかと思いきや,
ラーメンの上に大量のネギと,ネギを炒めた油が浮いている,そんな感じのもの。
うん,ネギはおいしかったよ。ネギは。


そこからは,バスを1時間待って,電車を1時間待って,
電車に揺られること2時間,札幌駅に到着した。
ここからミッドナイトという夜行列車に乗って函館に翌朝着なのだが,
実はこの時点で指定席が喫煙しか取れていなかった。
(指定席を取ったのが9月2日だったのがまずかったかなぁ・・・)

というわけで,禁煙の自由席に行こうかとも考えたが,
あまりの人の多さにパス。
しゃーないなぁと思いつつ,喫煙の指定席に。

が,いざ喫煙の車両に入ってみても,あまり煙草のにおいはしない。
そうか,みんな禁煙がよかったけれども,俺と同じように喫煙に回ってきたのか。
隣りに来た韓国人女性の2人組がちょっとうるさかったけれども,
まあ問題無く眠りに着く。
北海道とも翌朝でお別れか・・・

No(3381)

▼WJ 
第一滝本館は家族旅行で泊まったことあるぞ。あそこの温泉は快適そのもの。行く価値有り!て言うか泊まれよな。朝風呂含めて2日はいるぞ。
尚、俺はこの日なかよしを美ヶ原高原に連れて行きました。しかーし、この日は全国的に雨。頂上に行くまでには霧がかかり、やっとのことで頂上に着くも広がる雲。て言うか雲しか見えんかった。
>TELさん 置きメール行為はやめましょうよ。
>なかよしさん き○る行為はやめましょうよ。
   ..09/10(Tue) 04:23 (3385)
▼TEL 
んな泊まるような金あるかいな。一人旅なのに。
金が無いから一人旅&18きっぷなんだよ。
置きメール?だって手紙だと紙資源が無駄じゃん。
   ..09/12(Thu) 01:49 (3396)
▼なかよし 
>TEL
WJはぼんぼんです。
家泊まってびっくらこいたー。
   ..09/12(Thu) 17:51 (3400)

■…2002年 9月 8日 (Sun).......全国放浪13日目 〜パワプロ〜
6時半,函館に到着。
眠い目をこすりつつ,朝市へと繰り出す。

函館の朝は早い。
北海道に入るときも,同じ場所に来たのだが,
夜の20時半でも開いている店は皆無だった。
が,この朝6時半に来ると,ほぼ全ての店が開いている。
この函館という場所でなければちょっと考えにくいことではあるかな。

店の種類は,だいたい2通りだ。
お土産のためのカニなどを売っている魚屋と,
朝飯の海鮮丼を出食している食堂。

それにしても,ここの客引きはすごい。
「兄ちゃん,どこから来たの?」
もうあっちこっちから声がかけられる。

別に土産のカニに興味はなかったが,朝飯に海鮮丼は食べておきたかったので,
もう適当に客引きに引っ掛かったふりをして食堂に入る。
頼んだのは,巴丼という,ホタテ・イクラ・ウニが乗ったやつ。
お値段のほうもそれなりに,1350円。
(実はこれでもまだ安いほうだったりはする)

味は,さすが函館。うまい。
ウニなんか,本気で美味しいと思ったのは今日が初めて。
他にも,ホタテもイクラも,少なくとも今まで食べたのよりはうまい。

それさえ食べてしまえば,もう函館に用はない。
さっさと駅に戻って,次の目的地である八戸を目指す。

===

函館駅から乗った青森行き海峡2号は,行きに乗ったものとは違って,
ドラえもんを前面に押し出した感じとなっていた。
4号車はドラえもんカーで,ビデオが見られるらしい。
それとか,海底駅見学者用の車両も用意されていたり。
電車が発車すると,のび太の着ぐるみが歩いてきて,
何故か俺に手を振った。

青森では昼飯にドムドムのてりやきバーガー(半額)を2個買って,
八戸行きの普通列車。
あとはいつものようにのんびりと電車に揺られるのみ・・・

===

八戸駅では,大学の友人であるSが待っていた。
実家が八戸のほうにあって,たまたま俺の旅行中に八戸にいるとかで,
なんと俺に一夜の宿を提供してくれると。
ありがたやありがたや・・・

八戸の駅前には,何も無かった。
ただ,12月1日の新幹線開業に合わせて,工事が行われていたのみ。
駅ビルは妙に近代的なデザインへと変わった(らしい)。
しかし,新幹線の駅の前には,どうしてこうも何も無いのかなぁ・・・
(まあどうせそのうちホテルがいくつかできるんだろうけど)

駅からバスに10分くらい乗ると,Sの実家に到着する。
到着してまず,家の広さに驚く。さすが実家というのはいいなぁ。
しばらくのんびりしていると,Sのおばあさんが帰ってきた。
とても感じのいい,品のある方だった。

そして,天気もあまりよくなかったので,そのまま家でのんびりと過ごすことになった。
ゲームをやったり,Sの卒業アルバムを見たり・・・

ゲームは,パワプロ2000のN64版。
俺はそれなりの自信を持って勝負に挑んだというのに・・・
なんと結果は2連敗。ありえない。
2戦とも,なんとなく勝てそうなイメージはあったんだけどなぁ・・・
やっぱり俺は詰めが甘いらしい。

そういやこの間実家に帰ったときも,弟に負けてしまったしなぁ。
こりゃ鍛え直す必要があるかも。
幸いなことに,実家から持ってきたプレステがある。
適当に中古で買って,練習するかな・・・

===

6時ころから酒盛りが始まる。
ビールや日本酒を飲みつつ,おつまみをつつく。
途中でSのいとこも乱入(?)し,ますますまったりムードでお酒が進む。

気がつけばもう夜の10時。
ちょっとコンピュータを借りて,盛岡で行く店を探したりしたけど,
どうもめぼしいものが見つからなかった。
まあ当日探せばなんとかなるだろう。
シャワーを借りて,そのまま布団の中へ。


No(3382)


■…2002年 9月 9日 (Mon).......全国放浪14日目 〜帰還〜
朝は6時半ころに自然起床。
ご飯に納豆,鮭といった,久しぶりの和朝食をいただいた。

電車に乗るためのバスの時間までしばらく時間があったので,
昨日のリベンジをすべく,再びパワプロをつける。

俺は広島,Sはヤクルト。俺の先攻で試合が始まる。
試合は,点を取っては取られるといった,シーソーゲーム。
4−4で迎えた9回表,俺はタイムリーなどで2点を勝ち越し。
そしてその裏・・・ううっ(涙)。
ああそうさ。ツーアウトから2点差をひっくり返されてサヨナラ負けさ。
俺の負けたときの落ち込む様を見てヘラヘラ笑っていたS,
次に対戦するときこそは・・・・・・

===

Sの家に別れを告げた後は,ひたすら東京に帰るのみ。
電車1本分の余裕だけはあるので,盛岡でうまいもんを食うことにした。
が,店の場所なんか全然分からないので,
駅を降りてすぐのところにある本屋で,るるぶを立ち読みして情報収集。

どうやら盛岡は麺で有名なところらしい。
冷麺,じゃじゃ麺,わんこそば,などなど・・・
わんこそばは食べたくなかったので,とりあえず冷麺のお店へ行くことに。

駅前から商店街を歩き,路地に入ると,その本に載っていたお店があった。
元祖・平譲冷麺のお店らしい。
激辛,中辛,普通,別辛の4つがあったので,とりあえず無難に普通を頼んでおく。

麺は,コシがすごい。
というか,噛み切れない。それほど麺がしっかりしている。
具としては,キュウリ,牛肉の佃煮,大根キムチ,ゆで卵。
佃煮と卵が,キムチの辛さと調和してとてもいい。
そしてスープ,こいつは辛い。が,うまい。

結論としては,ここの冷麺はうまい!
(ただし,辛かったけれども)
はたして,激辛なんかを注文すると,どうなってしまうのだろう・・・
ちょっとだけ好奇心がそそられる。

===

盛岡からは,東京までひたすら電車の乗り継ぎ。
1本でも逃すと,もう東京のアパートには帰れないという,背水の陣。
盛岡から一の関,仙台,黒磯,上野,渋谷と乗り継いでいく。
(仙台から上野まで1回の乗り換えで行けるのは驚き!)
長かったなぁ・・・今日も13時間くらい電車に乗っていたんじゃないかな。

今,山の手線の中でこの日記を書いているけど,
たぶん家に帰ったらもう何もやる気力なんて起きないだろうな・・・
明日はロッテリアの無料ポテトでももらいに行くか。

No(3383)


■…2002年 9月10日 (Tue).......社会復帰
旅行から帰ってくると,嫌が応でも現実に戻されることとなる。
それが嫌でたまらない。

13日からの6連続観戦の調整,駒場祭関係,
部屋の片付け,家庭教師,お金,ホームページ,etc...
何もかもが重く俺にのしかかってくる。

社会復帰は嫌だ。
いっそのことあのままずっと旅していたかった。
旅はいい。
自分の行きたいところが出来ればすぐそこへ行けばいい。
行ってみれば,なんとかなるものだ。
俺が稚内で出会ったチャリダーの方なんかは,
旅の途中で資金が尽きて,1ヶ月ほど住み込みでバイトしていた。
俺だってそのようにすれば,いくらでも旅を出来るのではないか?
そんなことをどうしても考えてしまう。

そんなわがままを2週間でも許してくれた俺の周囲の方々に感謝。

===

さて,やるべきことは山積みだ・・・
明日からまた・・・うん。明日から。

今日は,まずは大学に行って学生証の確認作業とやら。
この手続きを踏まないと,駒場蔡で企画を出来ない。
本来ならばもっと早くやっておかないといけないんだけど,
旅行に出かけていたからということで,今日行くことに。

そして,そこから渋谷まで歩いていって,朝&昼飯を。
ロッテリアの無料ポテト&吉野屋の牛丼(牛丼の日)。
うわー,不健康・・・

===

そういや,実家からプレステをもらってきてたんだ。
(PS2を購入したとかで,もとからあったプレステは俺にくれた)
というわけで,家に帰る途中のB○○K○FF(←いちおう伏せ字)で
いくつか中古ソフトを見繕ってきた。
結局,お金の都合もあって,2本。
電車でGO!と,リッジレーサーレボリューション。

スーパーで久しぶりの買い物をした後,家に帰る。
(久しぶりにスーパーに行くと,どうやって食材を選ぶとか忘れてしまっている。
しかたないから,夕食は100円引きのシールが貼ってある弁当を買った)

まずは電GO。こやつ,なかなか難しい。
ブレーキのタイミングが難しくてねぇ・・・
コンピュータに叱られるんだよ。
「電車は急に止まれません」って。
んなもんわかっとるわい!!

後からやったのが,リッジレーサーREV。
一応,昔友達に借りてやったことはあるんだけれど,
なんとなくやりたくなったし,安かったから買ってみた。
一家に一つはレースゲームがないとね。
で,まあ,ノーマルモードはすべてクリアしておいた。

===

あぁ,どうやって社会に復帰しようかなぁ。
明日になってから考えるとしよう。

No(3387)

▼miwako 
そのいやな感じ、ある。否応なく戻らなくてはいけない。戻ってしまえば何のことはない。普通にやっていくのよ。そして、そこがいつもの場所であり、いつもの街、自分がいるところなんだよねーと自身を納得させる。
ずっと家にいないと、電気のスイッチすらどれがどれかを忘れそうになる(一部屋に10くらいあるから)
また旅には行けると思うよ。行こうと決意すればだけど・。行ける時に 行こうと思った時に 行くのがいいと思う。
ずっと移動するのもその途中が楽しめるし、ちょっとステイしてみるとそれも楽しい。
知らない、そしてもう二度と会うこともない人と話すのも楽しいよね。Welcome back!
   ..09/11(Wed) 13:40 (3388)
▼TEL 
よかった〜。分かってくれる人がいて。
戻ればなんとかなるものかなぁ。まあちょっとだけ頑張ってみるか。
旅はまた秋か冬あたり行こう。また新しい出会いと別れを求めて。
今度はステイ中心にしてみたいな。今回は移動ばっかだったし。
   ..09/12(Thu) 01:55 (3397)

■…2002年 9月11日 (Wed).......油揚げの恐怖

やっぱ家でちゃんと家事をやるのってだるいなぁ〜。
今日は洗濯に掃除に料理にとばっちりやろうと思ってたけど,
結局は洗濯と,掃除の一部しかやれんかった。

===

洗濯。

最近,つけおき洗いという技を身に付けた。
洗剤を入れて5分ほど回して,そこで電源を切る。
そのまま数時間置いておいて,また回す。
これでけっこう匂いとか取れるんだよね。オススメ。

===

掃除。
思い返してみると1ヶ月前。
神戸から何人も友人が泊まりに来ていた。
また後で片付ければいいかな〜なんて考えながら,
結局はそのまま神戸へ帰り,
東京に帰ってからも片付けないで旅に出た。

台所には怪しい密閉容器がある。
中を見ると,溶けた棒のチョコレートみたいなのが。
一体何だろう,と思って,匂いをかいで見ると・・・

 この世のものとは思えない匂い

もちろん,密閉容器ごと即廃棄処分。

後から,何が入っていたんかなぁと思い返してみると,
おそらく「1cm幅にきっておいた油揚げを冷凍させておいたもの」。
それを味噌汁に入れようと出して,結局入れなかった・・・
ああ,恐ろしい。

===

料理。
結局今日も家でまともに食べた食事はない。
朝飯は昨日買った菓子パンとチーズ・牛乳。
昼飯はすき屋でサラダセット(380円)。
晩飯(推定)は,インスタントラーメン。
うぅーむ。
油揚げのせいで料理する気もそがれたし。

=====

さてさて。
今日起きたのは10時(1回目)と12時(2回目)。
主にやっていたことは,ゲーム。
あはは〜ヽ(´ー`)ノ
(現在27話)

あぁ,The Cellのほうも読んでいかないと。
(現在5行)


No(3398)

▼よっしー 
またロボット大戦の新作出るみたい。
スーパーロボット大戦オリジナル っていう名前だったような。
もちろんGBA。

でもGBAの目玉は何と言ってもFFTアドバンス。
買いですな。来年ね(爆
   ..09/12(Thu) 23:01 (3401)
▼マサキチ 
大旅行、お疲れ様でシタ。
私も大学生の内に一度は列島を横断したくなりましたぜ。

ロボット大戦、最近はGBAに力を入れていますね〜
FFTアドバンスは私も購入リスト入り確定…予定です。

私は牛丼は松屋派です、でも牛丼はどこでも美味しいですよね。
   ..09/12(Thu) 23:37 (3402)
▼TEL 
FFTがアドバンスで! ・・・買いやね。( ̄ー ̄)
スパロボは,オリジナルジェネレーションやっけ。11月末か。
うーむ,やっぱゲーム買うとこういう話題に反応しちゃう・・・
   ..09/12(Thu) 23:55 (3403)
▼TEL 
>マサキチさん
行くといいよ〜,劣等黄疸。じゃなかった。列島横断。
いろんな場所があり,いろんな人がいる。
GBAをいっぱい出してるのは開発費が安いからじゃないのかな。
声優さんを雇わなくていいし(笑)。
   ..09/12(Thu) 23:59 (3404)

■…2002年 9月12日 (Thu).......ひさびさ
今日は,「ひさびさ」続き。


ひさびさに,掃除をした。

散らかりきった室内。
玄関の脇に積まれたペットボトルの山。
こいつらはスリッパを履いて踏み潰して,スーパーに持っていく。
友人が来て荒れていた部屋も,ゴミ袋を1つ持ち込んで
何もかもその中に放り込んでいく。
粘着紙のローラー(名前なんていうの?)をカーペットの上でコロコロコロ。
畳の上は掃除機。3回に分けてかける。3度目の掃除機(!?)。

なんとなくスッキリ。

===

ひさびさに,カテキョをした。

何故か2人とも髭が伸びている(笑)。
今日は模試の復習をしつつ,化学の過去問を即興で。
さすがに英語は俺も予習せな無理や。
(というか,あの大学の英語はわけわからん・・・)
久しぶりに受験とかに触れると逆に新鮮味があるね。

なんとなくリフレッシュ。

===

ひさびさに,料理をした。

豚肉とニンジンを炒めて,味噌で味付け。
料理酒を効果的に使うのがポイント。
火力はもっと大事。ファイヤー!

なんとなくお腹一杯。

===

明日は,久しぶりに東京ドームに行ってくる。
明後日も。明々後日も。その次も,次も,次も・・・
待て,6連戦かよ。

No(3405)

▼fish 
はじめまして。
この人はよく食べるな。と、ちょっと思いました。
   ..09/14(Sat) 07:28 (3407)
▼デルタ 
久しぶりに覗いたら、TELさんが帰ってきてて嬉しい!!
もうすぐ駒場祭なんですねー。今年も友達に誘われているので、行く予定。TELさんは何やるの?
   ..09/15(Sun) 01:10 (3408)

■…2002年 9月13日 (Fri).......6連戦 初日
えー,ここ数日何をやってたかというと,東京ドームに通(かよ)ってたわけでして。
行ったんじゃありません。通ったんです。
なんでそんなに行くんだといわれても,まあ若き日の過ちというものはあるわけでして・・・

てな感じで,何故かテキストサイト風の出だしのTELです。みなさんこんばんは。
ちなみに現在,16日の午前11時。書いているのは13日の日記。
ちゃんと書けるんでしょうかねぇ。

===

朝の始発電車でドームに行くつもりで,目覚まし時計は3時半にセット。
しかし,チャットしてたら案の定はまってしまい,寝たのは2時半。


・・・すがすがしく目を覚まして時計を見ると,
時計は既に6時半でした。
やばい。

あ,ちなみにテキストサイト風とはいっても普通の日記です。
オチとか盛り上げとかは全然ないので。
これがリドミに登録しない理由の一つでもあります。

うわぁ,書いててすごい眠気が襲ってきました。
てなわけでさっさと切り上げます。

で,6時半に家を出て,8時前にドーム着。
場所取りのゴミ袋を貼り付けてさっさと撤収。
家に帰るのもだるいので,大学に行って勉強してました。

なんといっても,COS(the Cell Online Seminnar)のスタートを1週間後に控えてるわけですから,
読まないわけには行きません。The Cellの第4版。
(けどまだ3分の1しか読めてない・・・)
ちなみに参加者は募集中です。

===

3時頃にドームに向かい,あとは観戦。
いやぁ,いい試合やったね〜。
結果はもう書かないけど,まあ松井が打たなかったこと以外は満足満足。
試合後のお酒もおいしかったです。

No(3409)

▼miwako 
行ったんでも 通ったんでもないでしょう。。。
こういうのは、『住んでた』と言いましょう♪
   ..09/18(Wed) 12:38 (3416)

■…2002年 9月14日 (Sat).......6連戦 2日目・・・?
前日,試合の後はそのままドームで夜並び。
それにしても,夜は大変やったね・・・
なんか雨まで降っちゃってるし。

雨の降る中を,傘を持って,一人で並ぶ。
これほど孤独なことがあろうか。

===

6時にゴミ袋を貼り付けてからは,真っ先に帰宅。

・・・その次に気がついたときは,13時半。
東京ドームでの待ち合わせは,14時半。無理だ!!
仕方ないので,並ぶ時間のリミットである15時を目標に。
最寄り駅を14時過ぎに出発したけれども,意外と14時50分に到着。
案外乗り換えがよかったからだろうか。

===

さて,合流して驚愕することとなる。
この日はとても人気のある試合で,チケットが3枚しか取れなかった。
そして俺は「チケットは3枚ありますよ」とある子にメールをした。

するとその子,3人連れで来てしまったのだ。

仕方が無いので,俺が降りることにする。
うぅ,雨の中を並んでいたあの苦労は何だったんだ・・・

===

結局俺は,翌日の日曜日のためにまた並ぶことに。
そこで本を読んでいたわけだけれども,読んでいた本は
「ローマ人の物語」の文庫版。
読み始めたきっかけは,文系チックな理系の同級生が薦めてくれたことなのだが,
これがもう面白い。
歴史って,こういう風に面白かったものだったんだなぁ。
人間のドラマがひしひしと伝わってくる。これだよ。

===

結局その日も,そのまま野宿。
この日は雨も降っていなかったのでよかった♪

No(3410)


■…2002年 9月15日 (Sun).......6連戦 3日目
この日も,朝にシートを貼り付けてから家に帰る。
しかし,そういった生活にもかかわらず,睡眠時間は意外とある。
並んでいるときに5時間くらい寝ているのが大きいのかも。
(並ぶところの環境は劣悪そのもの。
交通量の多い道路の歩道に,ビニールシートを敷いて寝ている。
後楽園駅の中にダンボールを引いている方々よりも辛いわけですわ)
その劣悪な環境の中で5時間寝られる・・・俺ってすごいのかも(笑)

===

この日は難なくドームへ到着。

試合展開も,順調そのもの。
初回にソロホームランで1点を失うものの,その後は0点に抑えていた。
一方の巨人も,チャンスであまり決められないものの,
ちゃんと2点をゲット。

そして迎えた9回表。

・・・あぁ,思い出したくもない。
ツーアウト満塁のピンチ。
バッターボックスは(赤星)。
の打球は,無常にもセンター前に転々と転がる・・・

===

そのまま意気消沈して,翌日のためにまた並んだ。
しかも,雨なんか降ってるし・・・
最悪の気分だった。

No(3411)


■…2002年 9月16日 (Mon).......6連戦 4日目
前日までは阪神戦。
そして,今日からは打って変わって,最弱チームの名高い横浜。
何故か負ける気がしない。

===

前日,雨はすぐに止んでくれた。
そのまま毛布に包まって寝ると・・・いつの間にか5時間半も寝ていた。
しかも,途中で起きることなしに。
さすがに慣れてきたからなのかしら。

またもやシートを貼り付けて,家へ帰ってくる。

軽く睡眠をとって,日記を少し書いたあと,再びドームへと向かう。

===

ドームは,またも雨。
しかもかなり強く降っている。

こんな中で,ドームへと走りこんだ・・・
転ばないかどうかが少し不安だった。


結局,席は無事に確保。
この日も楽しく観戦してきました。
試合はもちろん勝利!!

由伸の復帰はうれしかったけど,9回のあの守備で再び・・・
いや,たぶん無事だろう。というか無事じゃないと困る。

ただ,そのことにとらわれすぎて,どのスポーツニュースも河原を取り上げていない。
三者連続三振で,乱れ気味のゲームをビシッと抑えたのに。

===

明後日は誰かの誕生日らしいですよ。

No(3412)

▼マサキチ 
いよいよ成人ですか〜私はまだまだ数ヵ月後。
規制の厳しい居酒屋で酒が飲めないので、その日が待ち遠しいデス。

   ..09/17(Tue) 13:39 (3413)
▼TEL 
こっちはもう飲みまくりって感じっす。
けっこう老け顔なのかもしれない(涙)
   ..09/18(Wed) 03:21 (3415)
▼miwako 
You look mature.
You would look the same even after 10 years.
ここらでは、こんなふうに言います。
You look grow up.(老けてるね)よりも失礼ではなくなります。
こんな話をしていること自体失礼かもね(笑)ごめんね、涙さん。
   ..09/18(Wed) 22:59 (3418)

■…2002年 9月17日 (Tue).......6連戦 5日目


めんどくさいので,ブラウザで直接日記を書いていたら,
バックスペースを押す場所を間違えて,前画面へ戻る。
慌てて日記作成のページに帰ったけど,日記は復活せず・・・

凹みます。
やっぱテキストエディタを起動しろってことね。

===

今日は平日ということなので,前日の野宿はなし。
その代わりに,朝一番の電車でドームへ行くことに。
そのためには3時半か4時くらいに起きてないといけないので,
前日の夜には次のものをセットした。
  • 目覚まし時計(ジリリ・・・と,普通に音が鳴るやつ)
  • PHSのアラーム(音量は最大)
  • ラジオのタイマー


===

すがすがしい朝だった。
時計を見てみると,7時半。


誰かが家に侵入して,アラームを解除したのか??
いいや,そんなことをして得する人物などいるはずもない。

アラームが3つとも故障していたのか??
いいや,昨日はちゃんと動いていた。

となると・・・
あのうるさい音の中で俺は熟睡していたのか??
たぶんそうだろう。
あの劣悪な野宿の環境の中で5時間ぐっすりと寝ていた俺のことだから。


眠たい目をこすりつつ,ドームへと向かう。
ラッシュに直撃したが,まあ仕方ない。
ドームについた後はさっさとシートを貼って,
家に帰るのもバカらしいので本郷キャンパスへ。


本郷キャンパスでは・・・食堂・書籍部・図書館へ。
朝食・昼食はともに食堂で。
日本各地を旅行して,いろんな食堂で食事をしたけど,
やっぱ大学の生協って安いね。改めて実感する。

===

東京ドームでは,オーロラビジョンに電光ニュースがたまに流れる。
そこで面白いなと思ったのが,このニュース
まあこりゃ完全に出題者のミスですな。
フジテレビ,頑張って650万払ってくれ・・・

試合のほうはというと・・・うーん,勝ったからよし!!
入来に勝ち星がつかなかったことと,松井がチャンスで凡退したのは課題だけれども。
それでも,慎之助の勝負強さはすごいよなぁ。
満塁男!サヨナラ男! こりゃあMVPもいけるかな・・・
そして,試合後は居酒屋で乾杯。


こんな感じで,10代最後の日は,幕を閉じた。

No(3414)

▼よっしー 
ミリオネアは僕は納得いきませんなぁ。
100万円もらえたなら満足せえ!!
大体、750万円もらえて、1000万円にチャレンジして玉砕してた
っていう可能性も否定できませんし。

・・・まぁ出題した問題にも難があったかもしれませんが、
原告はがめつすぎというか・・・。
   ..09/18(Wed) 14:44 (3417)
▼AMS21 
でももし自分がそうなったら血相変えてフジテレビに抗議するだろうと思う罠。
   ..09/18(Wed) 23:57 (3419)
▼そう 
目覚ましが壊れて起きれませんが^^;;;
かわりにコンポの目覚まし音楽大活躍中♪

フジテレビ・・・儲かりすぎなんだからたかだか650万くらいすぐ払えよ・・・。まあ払って円満解決だな♪
   ..09/20(Fri) 18:27 (3420)

■…2002年 9月18日 (Wed).......6連戦最終日 〜誕生日〜
この日は,6連戦の最終日。
朝は寝ずに,ドームへシートを貼りに行く。

朝6時にドームに到着したが,そこからどうやって時間を潰すかが問題。
結局,秋葉原,上野公園,御茶ノ水などをいろいろと歩き回った。
詳しく書いてたらキリがないのでやめるけど・・・

秋葉原にて,「パワプロ2002春」を中古で購入。
実家からプレステを持ってきたはいいが,ソフトが少ない。
この状況を打破しようと,パワプロを購入したというわけ。

時間は前後するけど,パワプロをプレイしてみた感想。
プレステのコントローラーのアナログスティックが使いにくい!
64のスティックに慣れてしまったせいもあるかもしれないが,
それにしてもかなり使いにくい。
慣れるまでは我慢するか・・・



さて,ドームにて試合観戦。
試合は,言うまでもなく,巨人のワンサイドゲーム。
桑田のホームラン,すごかったなぁ・・・

松井がホームラン打ってくれれば最高だったんだけど・・・


===

さて,何を隠そう,本日9月18日は俺の誕生日だ。

この日をもって,ようやくお酒が飲めることになる。
タバコが吸えるようになる(絶対に吸わないけど)。
まあいろいろと変わるわけだ・・・

東京ドームの近くにある,「アジアンキッチン」という居酒屋。
なんとここでは,誕生日の客に,
ビックリビッグパフェ」なるものを無料でサービスしている。
いつもこのお店にお世話になっている俺は,ぜひとも
これを注文してみたいと思って,一緒にドームで野球を見た人を連れてきた。

かなり待たされた後,なんかチアホーンの音が聞こえる。
音のする方角を振り返ってみると,・・・花火??

従業員が,チアホーンを吹きながら,
花火の刺さったパフェを持って,
こっちに走ってくる!!!

なんとまぁ,粋な演出だこと。


パフェの大きさは,もうすごい。
こんな感じで
持つと,重みがズッシリと伝わってくる。

もちろん完食。といっても5人がかりだけれども。

===

帰り際に,友人から誕生日プレゼントをもらった。
「バントの神様」という本。
俺の趣味をバッチリ理解してるじゃないの・・・いいプレゼントだ。


そんな感じで,結局,10代最後の夜も,20代最初の夜も,
野球観戦をしてアジアンキッチンに行く,という感じで過ぎていった。



20代→30代のときも,同様に確からしい,なんてことにならなければよいが・・・

===


最後に。
いろんな方に誕生日の祝辞をいただきました。
どうもありがとう!!

そして,何故か俺と誕生日が同じの,Oさんに,Rさん。
お誕生日おめでとう!
末永くお互いに誕生日を祝うとしましょう・・・

No(3422)

▼なかよし 
そのパフェ食ったことある!
三ノ宮にもあるよ。
食ったのは三年位前だけど。
   ..09/21(Sat) 03:07 (3424)
▼よっしー 
こっそりと(しかも今ごろ)

誕生日おめでたふ!
   ..09/22(Sun) 05:28 (3426)

■…2002年 9月19日 (Thu).......あてにされる不動産(アルミ・鉄・ニッケル)

久しぶりに,家のベッドでのんびりと眠れた。
あまりにも気持ちよくて,昼過ぎまで寝ていた。

この日は何をやったかというと・・・カテキョくらいかな。
予習をしようしようと思っていたら,何故か寝てしまい,
予習なしで授業に臨むことに。
ダメ教師じゃん。

===

自転車を買うべきかどうか,最近迷っている。
俺の家は駅から12,3分くらい歩いたところにあるんやけど,
何故か今まで自転車を買わなかった。

今から思い返してみると,引っ越してすぐに買えばよかったんだけど,
何故か買いに行こうと思っても,いざとなると買うのがためらわれる。
中途半端に高い値段だからねぇ・・・。

そして,今,ようやく買おうかと思ってたけど,
気がついたらあと半年でお引っ越し。

半年くらい,我慢できないもんかなぁ・・・とか考えてしまっている。

===

家探しも,ぼちぼち始めている。
18日も,ドームに行く前に,近所の不動産屋を4件回った。

不動産屋って,他のどんなサービス業よりも,対応がいいね。
こちらがお店に入って,希望を2・3言うと,
それに合致した物件の間取り図をいろいろと見せてくれるし,
言葉遣いも,そんじょそこらの人には出来ないほど完璧やし。


不動産屋にもいろいろとあるけど,俺は2種類に分けられるんじゃないかと思う。

(1)昔からの不動産屋。
中に入ると狭い部屋におじいちゃんが一人。
なかなか楽しいトークをしてくれたり,親身になって話を聴いてくれたり。

(2)不動産チェーン店(?)。
ピカピカの室内に,感じのよさそうなおっちゃん。
コンピュータも駆使して,いい物件を探そうとしてくれる。

どっちの不動産屋を使うにしても,かなりいい印象を受ける。



不動産,それはキング・オブ・サービス業(笑)

No(3423)


■…2002年 9月20日 (Fri).......バイト@神宮球場
とりあえず日記たまってるんで,最新のものから。
(日記が「小出し」なのはいかがなものかと。北朝鮮じゃあるまいし。
 というご指摘をいただきましたが・・・)

今日は20日。
神宮でのヤクルト対巨人,首位決戦が始まる日だ。

となれば,当然のごとく,来る人は増える。
神宮でバイトしている知り合いから,
「人が足りなくて募集してるらしいけど・・・」
という話を聞いたため,日雇いとして俺も行ってみることに。

一昨日までのドーム6連戦でお金も減ってることだし(切実)

===

15時に,その知り合いと待ち合わせ。
一緒に,狭い部屋(「詰め所」というらしい)に入って,受付を済ませる。
その後に簡単な説明があったあと,勤務開始。

俺が担当したのは,指定席の入り口に立って,チケットを見ること。
指定席券が無いのに入られたら困るしね。
(本来ならば,打撃練習の打球を追って笛を吹くとかもやる予定だったけど,
東都大学野球が延びていたために打撃練習は中止)

最初の2時間くらいは,立ちっぱなし。
ちゃんと給料をもらってることだし,背筋も自然と伸びる。
久しぶりに緊張した時間を過ごしたかな・・・

プレーボール後は,チケットを見つつ,
暇なときには横目で試合も見ていた。
1回表の猛攻,テレビでは放映されていなかったけど,
バイトしていた俺はちゃんと見てたよ♪

巨人が見られて,お金も貰える。
いい仕事じゃないか・・・・・・

===

ひょっとしたら,明日の夜に神戸へ帰るかもしれない。
いろいろとありまして。

No(3421)


■…2002年 9月21日 (Sat).......自転車
自転車を買った。
あまりにも快適だったので,夜23時ころに勝手に乗り回してみた。
肌に当たる冷たい風が心地よい。



・・・自転車に乗る以外,何もやらんかったんです,今日。
パワプロのサクセスモードばっかやっちゃって。

No(3425)

▼なかよし 
犬を走らせながら自転車で大久保まで行ったら、
走らせすぎか、犬公が血尿しました^^;
後、自転車で神戸一周しました^^
   ..09/22(Sun) 21:47 (3428)

■…2002年 9月22日 (Sun).......テンポラリー先取り日記
そういや,19日って進学振り分けの発表日だったんだけど,
何故か日記にそれについて書いていなかったね。

無事,薬学部に進学内定が決まっておりました。

まあこれで,ひとまずは安心(その前からずっと安心してたけどさ)。


・・・あとは専門バカになるだけの道を辿るのね。

===

宣伝。

the Cell Online Seminnar (COS)」がぼちぼちスタートします。
何かの間違いでここを見ている生物系の大学生とか大学院生,教育者の方々。
もしくは,そういった人が知り合いにいらっしゃる方。
是非覗いてみてください。そして出来れば参加してください(笑)

能力は問いません。
入試で生物を選択しなくても,たぶんなんとかなります。
分からなかったところを質問する,こういったことから参加してみてください。


===

ちなみに,今夜は祖父の米寿旅行,明後日からは実家に帰省でございます。

No(3427)

▼Mira 
先日The Cellを読んでる人を見かけましたよ。
あ、あれが18roadの・・・。と思ってしまいました。
   ..10/01(Tue) 12:57 (3436)

■…2002年 9月22日 (Sun).......温泉卓球

結局昨日は,実家には帰らず,そのまま寝た。
もうテンポラリー先取り日記のままでいいや(爆)


昼前,新幹線のぞみに飛び乗って,祖父の自宅である桑名へ。

桑名というのは,東海道五十三次に出てくる宿場の一つだけれど,
今となってはただのひっそりとした街になっている。
(駅前だけはそれなりに賑やかだけど・・・)

駅から15分ほど歩くと,そこがもう祖父の家。
久しぶり(といっても9ヶ月ぶり)にあった祖父母は相変わらず元気だった。
軽く食事をいただき,家族・親戚と合流して,宿である,会社の宿泊施設へ。

===

会社の宿泊施設といってもバカにしちゃいけない。
うちの親戚の会社の保養所(?)みたいなところ。
普通の旅館に見えて,サービスもそれなりにある。
しかし,安い。
連休をのんびりと過ごすにはいい場所だというわけ。

宿舎に到着すると,まずは温泉に入る。
(なんと温泉まであるのである)
そして,風呂から上がった後は,ビールと夕食。
たまらんねぇ・・・

===

そして待っているのは,温泉卓球。

・・・いや,ホンマに温泉卓球なんですわ。
浴衣にスリッパ,カーペットの上で。

親戚中で卓球。
こりゃいいね。

・・・ただし,腕の衰えは隠せない。
中学校で卓球をやっていた俺も,
思うように球がコントロールできない。

ま,いっか。楽しめりゃ。

No(3429)

▼そう 
いいねぇ、温泉卓球♪
あぁ温泉にでも行きたい^^;;;
   ..09/27(Fri) 16:46 (3430)

■…2002年 9月23日 (Mon).......トラフィック・ジャム
英語の題名をカタカナで書くと,売れっ子小説を書いてる気分になるのは俺だけだろうか。

===

前日の続きとなるけれども,会社の宿泊施設からこの日は出発。
親戚一同,13人で,六華苑という洋館(食べる羊羹じゃないよ)に行ってきた。

ここはなんでも,日本では初めての,本格的な洋館らしい。
諸戸清六,って人が建てたんだとか。(全然知らない名前)
電話とか上水道を引いたのも,東京についで一番早いのだとか。
ともかく,当時ではすごいお金持ちが住んでいたところなんだろうなぁ・・・

しかもこの六華苑,ボランティアの案内員の方が一緒に回ってくれる。
結構物知りなこの係員。喋りも結構上手だ。


一度でいいから,こんな家に住んでみたい・・・(うっとり)

===

昼飯は,近くの食堂っぽいところで。みそ煮込み雑煮(うどん)。
名古屋とは少し離れているけど,そんなの問題ナッシング。
だしのしっかりと出ているスープ,コシのありまくる麺。
もう文句なしのお味。

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さて,大変だったのは,桑名から神戸への帰途。
名阪高速を運転してると,途中で渋滞に巻き込まれる。
まさに,トラフィック・ジャム。(←意味不明)

それにしても,渋滞に入ると,すごいやる気がそがれる。
座っている俺たちでもこうなんだから,運転してるほうはもっと・・・


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てなわけで,1ヶ月ぶりの実家へ帰還。
実家・・・いいもんだねぇ。
広いし,快適だし。ゲームも大量にあるし(爆)

ドラクエ4をやったのは言うまでも無く。

No(3431)

▼富山 
なにゆえドラクエ4!?
   ..09/28(Sat) 12:52 (3433)

■…2002年 9月24日 (Tue).......優勝!!
前日の巨人戦は,ラジオ&テレビで観戦。
結果,巨人の優勝マジックは1となった。

生まれて20年,うち巨人ファン15年。
未だに生で優勝の瞬間を見たことは無い。

しかも,居るのは,兵庫県神戸市。


・・・甲子園に行くっきゃない!!


===

朝はちょっと頑張って早起きして,甲子園には8時半到着。
人は・・・並んではいるけれども,全然多くない。
ほんの百人程度か。

そこから並ぶこと5時間半。
日差しの照りつける中を並んでいると,チケット発売&開門。

のんびりと席を取りに行くと,なんと自由席の最前列が取れてしまった。
やっぱ平日だからなのかな。

===

呼んでいた友達(注:アンチ巨人)もやってきて,試合開始。

試合は,9回まで巨人がリードしてはいるものの,
チャンスに得点が入らない。雰囲気は阪神ペース。

そして9回裏。2−1で迎えて阪神の攻撃。投手は河原。


・・・嫌な予感。


何を隠そう,この俺が河原を見ると打たれるというジンクスがあったりする。
5月29日のヤクルト戦では,1−0リードのところをラミレスに逆転サヨナラ2ランを打たれた。
9月17日の横浜戦では,9回表に1点リードのところを,これまた逆転2ランを打たれている。
(まあその裏に阿部が逆転サヨナラタイムリー打ってくれたからよかったけど・・・)

そして,9月24日の阪神戦,9回裏。ノーアウトランナーなし。
迎えるバッターは浜中。
河原が打たれるというジンクスに重ね,
浜中の持つ「ミスター・ソロホームラン」という異名がのしかかる。
(注:彼はソロホームランを量産しているのである)

♪浜中〜浜中〜 ここまで届かせろ 一発長打 今すぐぶち込め かっとばせ〜浜中〜

打った打球は,吸い込まれるようにバックスクリーンへと・・・

===

その後のサヨナラ負けは,必然といえば必然。
あの流れを止められるピッチャーなんて,巨人には居ない。

それでもまあ,胴上げも見たし,原さんの挨拶も見たし。
阪神ファンの拍手には,普通に感心。
それでいてあのメガホンは何だと言いたいのだが・・・
(警備員の多さ&フォーメーションにはもっと感心)

===

結局,11時20分くらいに,阪神電車の臨時急行に乗って,終電で帰宅。午前1時前。
そのまま祝杯をあげることもせず,あっけなく眠りへと落ちました・・・

No(3432)

▼WJ 
巨人ファンの私は当日合宿が終了し、打ち上げに行ってました。9時頃、かなりほろ酔いの状態で家に帰り、テレビをつけると2−1で巨人リード。なんとか間に合ったかと思い、胴上げの瞬間を見届けるため早めに風呂に入り、あがったらそこには2−2の文字が・・・。そうか、すべてはTEL氏が現場にいたのが原因だったのか。その後、延長に入り、胴上げをみるために睡魔と格闘し続け、12回の裏の逆転負けを見た瞬間、椅子の上でKO。胴上げの瞬間は完全に寝過ごし、気づいた頃にはビールかけが始まっていました。む、む、む、無念。TEL殿、お怨み申し上げまするぞ。
   ..10/03(Thu) 00:05 (3438)

■…2002年 9月25日 (Wed).......ゲーム
日記を溜めてしまっているとどうしても出来事を忘れがちになるものだけれど,
それでもなんとか思い出して,なんとか書く毎日。

この日は何をやったっけなぁ・・・と考えて,出てくるのはゲームのみ。


朝起きて,ドラクエ4をやっていた。
前回の帰省の時にやり始めたはいいものの,結局6章に入ったところで終わり。
その続きをやろうとしていたわけだ。

チキーラ&エッグラというボスが倒せない。
戦術云々以前の,レベルの問題。

・・・まあいっか。また正月に(笑)

===

午前11時頃,友人が遊びに来た。
何故かお弁当持ち(笑)。

彼とはまあゲームを通じた友人といっても過言ではないくらい,
ゲームでの交流が盛ん。
今日もいろんなゲームをやったさ。
ヨッシーのクッキー,マリオのピクロス,
大乱闘スマッシュブラザーズDX,などなど。


ゲームといって,バカにしちゃいけない。
近年はかなりゲームの地位も向上してきたが,
10年前の扱われようといったら,ひどいものだったからねぇ。

いまや,ボウリング・カラオケなどと並ぶ,立派なアミューズメント・ツール。


・・・ってわけだけれど,東京じゃゲームをする戦友をまだ見つけていない。
ちょっと寂しい。

No(3434)

▼そう 
えらい・・・俺は日記なんて^^;;;

ゲーム・・・3月以降付き合おう(笑)
   ..10/01(Tue) 04:35 (3435)

■…2002年 9月26日 (Thu).......Back to Tokyo
この日,東京へ帰還。


===

実は,この日の日記を書かなかったのにはちょっとだけワケがある。

身内が(ちょっとした)手術を受けることになった。

俺はこの日を限りに東京に帰るわけだけれども,
やっぱ心配なんですわ。

ちょっとした手術なんだけれども。やっぱ気になるもんです。
「手術」という言葉には,そういう響きがある。

その不安を神戸に残しながら,東京に帰ってきた。
そういう日だからこそ,日記もちょっと書きづらかった。


・・・まあいいや,昨日,手術も成功したことがわかった。
日記,再開しまっせ。

No(3451)